過激派組織IS=イスラミックステートによるとみられる日本人などの殺害事件の動画に覆面姿で登場していた戦闘員とされるイギリス人の男が、2009年に当局による取り調べが不当だと訴え、自分は過激派ではないと主張している音声が明らかになりました。 イギリスでは3日、この男が2009年に情報当局から取り調べを受けたときの様子を人権団体に語っている音声が公開されました。 男は友人とタンザニアに旅行に出かけたにもかかわらず、当局から過激派組織が活動するソマリアに渡ろうとしたと疑われ、取り調べを受けたとし、その際「担当者は私になんとしても疑いを認めさせようとし、『お前をこれからも監視をしていく』と言った」と述べて、取り調べの不満をもらしています。 またアメリカやロンドンで起きた同時多発テロ事件についての見解をただされ、「無実の人が亡くなった。間違ったものだと答えた」とし、「それでも私が過激派だと言うのか」