3月12日、日本株をめぐる環境が一段と改善。低金利、円安、原油安に、米国景気拡大や賃上げに伴う国内景気の回復期待が加わり、ファンダメンタルズの先行きに明るさが増している。写真は都内の株価ボード(2015年 ロイター/Toru Hanai) [東京 12日 ロイター] - 日本株をめぐる環境が一段と改善している。低金利、円安、原油安のトリプルメリットに、米国景気拡大や賃上げに伴う国内景気の回復期待が加わり、ファンダメンタルズの先行きに明るさが増している。 一方で需給面も不安は乏しい。年金、日銀など公的資金の買い余力が大きいほか、日欧の量的緩和で発生する余剰マネーがサポート要因になる。「海外年金など足の長い資金が入っている」(米系証券トレーダー)という。ユーロ建て日経平均の昨年末からの上昇率は20%を超え、足元ではユーロ圏から日本株への資金フローが観測されるとの指摘もある。 12日の東京株式市