『名前』 それは みんな持っている 大切な証 最近そんな風に思う 目次 名前 名前を聞く 名前を呼ぶということ 言葉を交わす 名前という証 おわりに 名前 誰にでも名前はある 生まれた時から 共に生き そしてこれからも 共に歩んでいく 名前を聞く お店の常連客である 画家の谷川晃一先生が 時々私に聞くのだ 「何ていう名前だったかな?」 何度も聞かれるが 忘れてしまうようで その度に確認される そこまでして 覚えなくてもいいのに(笑) 愛知県から静岡県へ移住して 違和感を感じたことの一つ。 それはお客様が 名前を知りたがるということ。 愛知県で喫茶店をやっていた時 誰一人名前を聞いてくる人はいなかった。 というのも 大体喫茶店だと 「ママ」 と呼ばれる もしくは 屋号であるお店の名前 今で言うと私なら 「びず」さん と。 それが当たり前だった。 だから お客様はもちろん 近所の人、下手したら