4月21日、フランスの裁判所はパリでの人体展「Our Body」に中止命令を下した。写真は3日撮影(2009年 ロイター/Benoit Tessier) [パリ 21日 ロイター] フランスの裁判所は21日、パリで開催中の巡回型の人体展に対し、中止を命じる判決を下した。判決は、2008年に制定された死体の処置に関する新しい法律に基づくもの。同展示だけでなく、フランスのすべての博物館にある人体標本や骨に適用することができる。 判決によると、人体展「Our Body」の主催者は、24時間以内に展示を中止しない場合、1日当たり2万ユーロ(約250万円)の罰金を支払わなければならない。また、人体標本を当局へ提出することも求めており、従わない場合は1日当たり5万ユーロ(約640万円)の罰金が課せられる。 同展示を主催するイベント会社のパスカル・ベルナルダン氏は、判決を不服とし上訴する構えを示した。同
先月、4月21日のフランスでのことだ。以下は判決を伝える「ロイター」の見出しと記事の一部だ。 フランスの裁判所、人体標本の展示に中止命令 2009年 04月 22日 16:14 JST [パリ 21日 ロイター] フランスの裁判所は21日、パリで開催中の巡回型の人体展に対し、中止を命じる判決を下した。判決は、2008年に制定された死体の処置に関する新しい法律に基づくもの。同展示だけでなく、フランスのすべての博物館にある人体標本や骨に適用することができる。 (途中省略) 同展示を主催するイベント会社のパスカル・ベルナルダン氏は、判決を不服とし上訴する構えを示した。同氏は「この展示はショーではなく、解剖学などの教育を目的としたものだ」と話し、パリの美術館からもミイラの展示を撤去することになるのかと、疑問を投げかけた。 (以下省略) http://jp.reuters.com/article/o
雇用問題を冷静に考える最大の障害になっているのは「労働者は資本家に搾取される弱者で、政府が救済しなければならない」という通念だ。社会主義が崩壊した後も、この固定観念は多くの人々に共有されているが、クラークはこれを経済史の計量的な研究によって否定している。 そもそもプロレタリアートがそれほど悲惨な存在なら、なぜ産業革命の時期に農業を捨てて工場労働者になる人が急増したのだろうか。答は簡単である。プロレタリアートのほうがはるかに所得が高かったからだ。クラークのデータによれば、産業革命後のイギリスで急速な成長による収益のほとんどは、単純労働者に分配された。この理由も簡単だ。労働市場の競争が激しく、労働生産性の上昇に応じて賃金が上がったからだ。限界生産力説の教えるように、労働市場が競争的であれば賃金は労働の限界生産力に等しくなるのだ。 日本でも、終身雇用が理想で戦前の労働者はすべてかわいそうな「
「諸君!」撤退の背景は… 経済悪化もあるが、若手の意識変化も (1/3ページ) 2009.5.3 22:45 文芸春秋の月刊オピニオン誌「諸君!」の最終号となる6月号が店頭に並んだ。40年にわたり保守論壇の拠点のひとつであった同誌はなぜ撤退せざるをえなかったのか-。 「雑誌を取り巻く経済環境の悪化に尽きます」。文芸春秋の松井清人第一編集局長は休刊の理由を説明する。「諸君!」の発行部数は5年前の25%減。オピニオン誌は、新しい水が流れ込まず、徐々に水位が下がる池にたとえられる。これに金融経済恐慌による広告収入の激減がとどめの一撃を加えたといえる。 「創刊から一貫して『健全な保守論壇の構築』という役割を担ってきたと考えています。役割を終えて休刊すると言いたいところですが、役割を終えたとは今も考えておりません」と、自負と口惜しさの滲むコメントを松井氏は寄せるが、環境の厳しさはどのオピニオン誌も
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