タグ

ブックマーク / sociology.jugem.jp (6)

  • 修士課程修了後10年のあいだに何をなすべきか:一つのロードマップ | Theoretical Sociology

    以前から、修士課程を修了した後にどのように研究を進めていくのがいいのか、いろいろと迷うことがあったので、今のところの私の考えをまとめておきたい。若い研究者が置かれている状況は、この20年ほどのあいだに大きく変化したため、自分の個人的な経験則や、私が上の世代から教えられてきた処世訓が必ずしも当てはまらない。それゆえ、迷うことも多いのだが、文章化することで私の考えをまとめておきたい。すでにこのブログに書いてきたことと重複している部分も多いと思うが、とにかく書きます。また、これは社会学、それも私の専門を想定した話なので、分野の違う場合はあてはまらないかもしれません。そういう場合は、適当に距離を置いて考えてください。 ピアレビュー付きの雑誌への投稿  修士課程が終わった後は、修士論文を発展させた論文を書き、ピアレビュー付きの雑誌に投稿するのがよい。ピアレビュー付きの雑誌とは、昨今多くの大学にある「

    修士課程修了後10年のあいだに何をなすべきか:一つのロードマップ | Theoretical Sociology
  • 戦後日本の社会学: 一つの同時代学史 | Theoretical Sociology

    富永 健一, 2002, 『戦後日の社会学: 一つの同時代学史』東京大学出版会. 富永のいうリベラル社会学が、マルクス主義社会学に勝利したことを宣言した書。客観性に拘泥していないので、大胆に単純化したストーリーを展開できていて、読み物として非常におもしろい歴史的事実としてどこまで信じていいのか疑わしい記述も散見されるが、同時代を生きたインフォーマントの証言として、そういった疑わしい記述も含めて私にとってはたいへん興味深かった。一つ残念な点を挙げれば、むだに長い点ぐらいだろうか。471ページの著書で、各節で原則的に 3つ代表的な著作を取り上げている(合計52冊)のだが、2つか1つにすれば300ページ未満に抑えることができて、引き締まった内容になったと思うのだが。そうやって、もう少しメリハリをきかすとストーリーとしてはもっとおもしろくなったと思う。 富永によれば、戦後社会学の歴史は、以下の

    戦後日本の社会学: 一つの同時代学史 | Theoretical Sociology
  • 大学院は必ずしも 「フリーター生産工場」ではない | Theoretical Sociology

    学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書) この商品をレビューしたブログ一覧» 評価: 水月 昭道 光文社 ¥ 735 (2007-10-16) このの噂は聞いていたが、生協の書籍部に並んでいたので買ってみた。最初はいい加減な話なので不愉快だったが、だんだん面白くなってきて、不謹慎だが最後のほうはかなり笑えた。著者自身が、高学歴ワーキングプアのようなものなので、人の怒り・恨み、迷いや悩みが文面に出ていて、そこが面白く、逆に議論を分かりにくくしているように思う。 内容は、大学院生や若手の教員が酒を飲んで愚痴ったりクダをまいたりしているようなものなので、とくにあれこれ言うほどのこともないが、大学院に対する偏見を和らげるために、2,3指摘しておこう。 これは新書の限界だが、話をわかりやすくするために、現実の複雑性をかなり単純化してしまっているという点である。確

  • 『新左翼の遺産―ニューレフトからポストモダンへ』を読む | Theoretical Sociology

    新左翼の遺産―ニューレフトからポストモダンへ この商品の他のレビューをみる» 評価: 大嶽 秀夫 東京大学出版会 ¥ 3,360 (2007-03) 左翼思想とポストモダニズムの親和性を調べていて行き当たった。 著者によれば、新左翼がポストモダニズムを準備した、あるいは何らかの連続性が見られるという。ブント(60年安保のとき全学連を指揮していた学生党)の言動の中にすでにポストモダニズムの芽が見られるという。ポストモダニズムは、近代社会が自明視してきた様々な前提を徹底的に相対化する思想運動なので、ブントが文字通り「ポストモダン」思想の担い手であったわけではない。ブントの主張もマルクス主義(すなわち近代)のボキャブラリーの中でなされているし、著者の議論の中では、相対主義的な臭いはほとんどしない。むしろ、ブントの活動家の言動からは、無邪気に自明性の世界に安住している印象すらうける。著者によれば

    『新左翼の遺産―ニューレフトからポストモダンへ』を読む | Theoretical Sociology
    tazan
    tazan 2009/04/14
    要するに、社会学と左翼は親和性が高いということ(か?)。社会学を専攻したサヨクとしては、気になる。
  • 阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望 | Theoretical Sociology

    明日から京大に異動になります。阪大には6年間、助/准教授として働きましたが、当に楽しい6年間でした。 最後に日の社会学に対する危惧を一つ述べておきます。日の社会学の特徴は、アカデミズムの軽視だと思います。すなわち、学会報告や学会誌を軽視しているということです。学会発表もせず、学会誌に論文を投稿もせず、それでも社会学者づらしてを出版したり、さまざまなメディアで発言することができるのが、日社会学の実情です。このようなことが起きるのは、学会報告や学会誌が、新人の登竜門として位置づけられており、その評価が低いからだと思われます。エライ先生はしか書きません。エライので査読を受ける必要もありません。こっそり紀要などに考えを公開することはありますが、人から評価されるのは恐ろしいので、学会誌には絶対投稿しません。出版社もが売れさえすればいいので、研究の水準や主張の真偽は気にしません。エライ先

    阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望 | Theoretical Sociology
    tazan
    tazan 2009/03/31
    つまり、人生相談本なんて書いているチャーリー(鈴木謙介)、対談本ばかり出している宮台真司への批判か。他にも、やたら目立ちたがる東大系の人への批判も含む。気持ちとしては分からなくもない。
  • Theoretical Sociology

    以下は、太郎丸博・栗田朋香・根千裕, 2024, 「アカデミック・ハラスメントにおける不快感の促進要因」数理社会学会第76回大会(於 大阪大学)の報告資料。 報告要旨 スライド 報告書用原稿(未完成) Tweet

    Theoretical Sociology
    tazan
    tazan 2008/08/03
    あとでアンテナに
  • 1