ブックマーク / viking-neurosci.sakura.ne.jp (8)

  • 論文捏造で3年総額1億7000万円の研究費をせしめる? — 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 元熊大の准教授らを処分 論文捏造で名古屋市大 – 熊日 Retraction Notice to: The Chromatin-Remodeling Complex WINAC Targets a Nuclear Receptor to Promoters and Is Impaired in Williams Syndrome / 告発サイト / 筆頭著者の受給グラント詳細 , その受給額詳細 , その告発内容 2つの論文捏造事件に関する情報が飛び込んできました。まず1つ目は主に熊大で起きた論文捏造をわざわざ被疑者の現在の所属先である名古屋市大が調査した上、処分するという事態に発展したもの。19という捏造論文の多さが目を引く事件だというのが僕の印象です。 そして2つ目が、実は研究者コミュニティの間では口コミで囁かれ続け、有志による告発サイトが立ち上がって以降は海外

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    tdam 2012/04/12
  • Natureが報じる「減り続ける日本の若手研究者と、低下し続ける日本のサイエンスの生産性」 — 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題】 Numbers of young scientists declining in Japan – Nature News “Government policies are hampering the country’s next generation of research leaders, advisory body says.” もう見たまんまです。詳しくはリンク先の文及びこの後に続く日語訳をお読み頂きたいのですが、端的に言えば 過去30年間で大学教員全体の人数は50000人から63000人に増えたが、35歳以下の若手教員の人数は10000人から6800人へと大幅に(30%以上)減った 40歳以下の大学教員数が減り続ける一方で、45歳以上の人数は増え続けている。また65歳以上の人数も増え続けている。 同時期に日のサイエンスの生産性が低下していることを関連付ける

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    tdam 2012/03/22
    既得権益を守る一方、若手の門を絞りサステナビリティを失い、やがて壊れていく「箱庭」を内から、外から眺めるのも乙なものに違いない。テニュアトラック(笑)、アファーマティブアクション(笑)…仕組みだけ欧米流(嘲)
  • ポスドク問題、今後の展望(2): ポスト・ポスドク問題が巨大プロジェクト群終了の後に待ち構える – 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題】 グローバルCOE:2007~2014年 最先端研究開発支援プログラム(FIRST):2010~2015年 最先端・次世代研究開発支援プログラム:2011~2015年 現在、ポスドク雇用において大きなウェイトを占めている巨大プロジェクトが3つあります。それが、上記の3つのプロジェクトです。ちなみにグローバルCOEは皆さんもご存知の通り、21世紀COEプログラムの後継プログラム(拠点整備継続のため?)です。 さて、そのプロジェクト名の後に実施期間を書いてみたわけですが。皆さん、何かお気付きになりませんでしょうか?・・・そう、どの巨大プロジェクトも2014~2015年に終了を迎えます。即ち、言い換えるとそこでこれらの巨大プロジェクトに雇用されていたポスドクが一斉に解雇され、就職市場に放出されるという事態を意味します。 そもそも、従来はポスドクと言えば以下のファンディングによる雇

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    tdam 2012/02/09
    "、3つの巨大プロジェクト終了後に後継プロジェクトがない場合、学振PD / 科研費大型種目 / JST系グラントで雇用され得るポスドク定員からはみ出す分は、全て余剰ポスドクとして市場に放り出される" あと何年か。
  • Nature曰く「日本の博士課程制度は存亡の危機に瀕している」 – 大「脳」洋航海記

    【ドクター・ポスドク問題】 Education: The PhD factory - 20 April 2011, Nature472, 276-279 (2011) Japan: A system in crisis Of all the countries in which to graduate with a science PhD, Japan is arguably one of the worst. In the 1990s, the government set a policy to triple the number of postdocs to 10,000, and stepped up PhD recruitment to meet that goal. The policy was meant to bring Japan’s science capacity u

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    tdam 2012/01/09
    「今すぐ大学院博士課程を一時凍結or定員大幅減を実施して、水ぶくれを起こしたアカデミアを元のサイズに戻せ」 その結果、現状は「留学生の修士入試内枠化」…。博士で選別だろ…国費留学生でも低レベルなら落とせ…
  • 過当競争に喘ぐ日本のアカデミアと、その明るくない展望と – 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題】 文系の研究者になりたい人達に知っておいてほしいこと – bluelines 大学の教員になりたい全ての人のために – 生駒日記 日のアカデミアの将来はきっと明るい – むしブロ+ 日のアカデミアの将来は明るい、か? – lochtextの日記 公募のしくみ – bluelines 上記リンク筆頭のgorotakuさんの記事が大変な反響を呼び、それに連なる反応エントリが続々と出てきているようです。それらのエントリを既にお読みの方も多いと思いますが、1センテンスずつでまとめるとこんなところでしょうか。 大学教員(研究者)になる=応募者の中で絶対に1番になることであり、絶望的なぐらい困難で覚悟の要る挑戦 大学教員公募を勝ち抜くのは大変だし、ノウハウも要る 就活競争激化によって競争原理が働き、近い将来日のアカデミアは優秀な研究者だけが残るはず (3.への反論)むしろ過当競争

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    tdam 2012/01/09
    "「極端な買い手市場」にある大学教員公募の世界"&定年延長→ワークライフバランスの崩壊→欝多発→強靭なメンタル(≒異常個体)だけが勝ち残る→大学教員は年寄りか×××か、状態に。無競争と同じ位過当競争は良くない
  • 「テストステロンはヒトの交渉行動に影響を与える」という先入観の裏にある真実:テストステロンとは無関係に「思い込み」こそが攻撃的行動を引き起こすことを明らかにした痛快な研究

    【脳研究 – reviews】 Prejudice and truth about the effect of testosterone on human bargaining behaviour (Eisenegger C, Naef M, Snozzi R, Heinrichs M, Fehr E, Nature. 2010 Jan 21;463(7279):356-9) Twitterでふと触れたところ反響が大きかったので、もう1年以上前の研究ですが改めて取り上げてみようと思います。 一般に、これまでに発表されてきたセンセーショナルな研究の数々から「男性ホルモンであるテストステロンは攻撃的(というかアグレッシブ)な行動を引き起こす」と言われてきて、一種の俗説脳科学(中には当blog言うところの「似非脳科学」も含む)の中にはそこからさらなる怪しげな言説を導き出すものも多いようです。「男

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    tdam 2011/06/30
    "「テストステロンは攻撃的行動を引き起こすとは言えない」「むしろテストステロンが効くという思い込みの方が影響は大きい」"
  • 学振PD騒動雑感:なぜポスドクの人件費は「生活保護」扱いされるのか – 大「脳」洋航海記

    【ドクター・ポスドク問題】 「事業仕分け」中間報告:若手支援は切り捨ての方向に向かい、最悪のシナリオが一歩現実味を帯びた 学振PD「凍結」は、優秀な若手が一斉に討ち死にする危険性を意味する 学振PD枠も自主改革案もA-D評価で「C」…国は何をどうしたいのか?:政策コンテスト速報 – 当blog 色々議論もあり、考察もなされていますが、いずれにせよ我々が期待するよりは学振PDなり科研費若手A/Bなりの「若手研究育成」に関連する来年度予算は大幅に減らされそうな趨勢になってきてますね。 ところで、この問題に絡んで必ず「ポスドクへの人件費は生活保護のようなもの」というとんでもない言説がなされることがあると耳にするのですが、それはどういうことなのだろう?と今回のニュースを聞いてしばらく考えていました。 確かに、今回の件と何年かに渡って続く学振特別研究員の「PD削減&DC増加」の流れには、「国による研

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    tdam 2010/12/02
    結局は、今の政府にしろ官僚にしろ、今の権力をどう維持するかが大切で、長期的未来のことについては全く考慮していないし、日本のPDは教授の駒にすぎない。だから私は彼らを信用していない。何が科学技術立国だ。
  • 悪意はなくても「ポスドク=副業に精を出すフリーター」的な誤解の多い雑誌記事は勘弁してほしい – 大「脳」洋航海記

    【ドクター・ポスドク問題】 週刊ダイヤモンド11月27日号 何だかTwitterのTLに妙な雑誌記事の紹介が流れてきたので、思わず雑誌自体を買ってチェックしてしまいました。その内容がこちら。 文部科学省の「学校基調査」。博士課程修了者のうち、36%が就職もしなければ、大学教員にもならなかったという、いわゆるポスドクになっている。(p.72) ・・・?  これは一体どういう意味でしょうか? ポスドク=無職だとでも言うんでしょうか? よくわからない下りはさらに続きます。 大学教員への道がどんどん狭くなっている影響は、塾や予備校の講師にも及んでいる。ポスドクがとりあえずいつなぐため、いっせいに職を求めてきたことで、「3年前は1週間に5コマ教えていたが、今は3コマになった」(国語の予備校教師)といった嘆き節も聞かれる。(p.73) あれ?塾や予備校の講師をするポスドクなんて・・・と思ったところ

    tdam
    tdam 2010/11/25
    不正確な取材、低レベルな知識でも雑誌記事を書ける編集者が幅を利かせているのであれば、現実を知る無給ポスドクが記事を投稿したほうが世の中のためになる。無給って単なるボランティアですがな。
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