◇協会を利する結果に 記者会見場の国技館大広間に、池坊保子議長の高い声が響いた。「貴乃花親方の理事解任が決定しましたのでお知らせします」。日本相撲協会は4日、臨時評議員会を開いて12月28日の臨時理事会から付議されていた貴乃花親方の理事解任を承認し、鳥取簡裁も元日馬富士に罰金50万円の略式命令を出した。 元日馬富士が起こした傷害事件はこの日、関係者の処分という表層的な決着までは何とかたどり着いた形だが、発覚以来、人々の事件を見る構図はすっかり「協会VS貴乃花親方VS白鵬」になってしまった。2カ月近い間、この3者は何をしてきたか。 貴乃花親方、初の理事解任=2階級降格、役員待遇委員に-相撲協会 協会は事件当初の認識の甘さを、率直に認めてこなかった。貴乃花巡業部長の報告遅れは事実だが、九州場所直前の理事会でも事件を話題にしなかった理由を、鳥取県警から「場所後に本格的な捜査をするので、それまでは
![不毛な対立の果てに 貴乃花理事解任 (時事通信) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/56319ef425702228c4f5fcaa879151193b9ef240/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flpt.c.yimg.jp%2Famd%2F20180104-00000111-jij-000-view.jpg)