ブックマーク / nowokay.hatenablog.com (178)

  • Javaの新元号対応を試す。そして実用には問題がある。 - きしだのHatena

    新元号対応はNewEraという仮の元号で対応が進んでいるので、試してみました。 おそらく、実用では使えない場面がある仕様になっています。 なので、元号対応が必要そうな人は、早めに試して声をあげる必要があると思います。 ビルドする ※ 2018/6/16追記 ea18が出ているのでそのまま試せます Masterブランチに取り込まれているので、明日あたりにでてくるea18で使えるようになると思いますが、いまは自分でビルドする必要があります。 ビルドについては、こちらを参考にしてください。ここに書いてるのとは違って、リポジトリはhttp://hg.openjdk.java.net/jdk/jdkです。 http://d.hatena.ne.jp/nowokay/20171104#1509753358 使ってみる JShellで使ってみます。 jdk $build/macosx-x86_64-no

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  • Java9、10でStringの+=に副作用があるバグ - きしだのHatena

    Java 9、10でStringの+=にバグがあるということがStack OverFlowで報告されていました。 Why does array[idx++]+="a" increase idx once in Java 8 but twice in Java 9 and 10? - Stack Overflow どういうバグかというと「s[i++] += i + ""」のようなコードが正しく動かないというものです。 次のコードを実行してみます。 public class PlusEqual { public static void main(String[] args) { System.out.print(System.getProperty("java.version")); String[] s = {"aa", "bb"}; int i = 0; s[i++] += i + "";

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  • Java11ではjavacせずにJavaファイルが実行できるようになる - きしだのHatena

    JDK11 ea18から、javacしないでもJavaファイルを実行できるようになりました。 あと、Windowsバイナリはzipファイルで提供されるようになっています。tarコマンドが提供されたとはいえ、エクスプローラーから解凍できるzipファイルになるのは ありがたい。 JDK 11 Early-Access Builds JEP330が取り込まれたことにより、ソースファイルがひとつのJavaプログラムは、javac不要でjavaコマンドで実行できるようになります。 JEP 330: Launch Single-File Source-Code Programs Windowsのコマンドプロンプトだと こんな感じ。 C:\Users\naoki\java>more Hello.java public class Main { public static void main(String

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  • マイクロサービスフレームワークArmeriaを始める - きしだのHatena

    Armeriaのチュートリアルを書いてみる https://line.github.io/armeria/index.html RESTサーバーとして使う まずは、プロジェクトを用意します。 dependencyにcom.linecorp.armeria:armeria:0.62.0を追加します。 mavenの場合、次のようなpom.xmlを用意します。 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <project xmlns="http://maven.apache.org/POM/4.0.0" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation= "http://maven.apache.org/POM/4.0.0 http://maven.apache.or

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  • GraalVMでRust動かしたりレイトレをネイティブコンパイルしたり - きしだのHatena

    GraalVMが正式にリリースされました。結構話題になってますね。 GraalVMは、Graal JITとAoT、そしてASTエンジンTruffleの複合体です。(かな?) GraalVM ということで、Rust動かしたりJavaで書いたレイトレコードをネイティブコンパイルしたりしてみました。 Hyper-VでUbuntuを用意する ほんとはWindows Subsystem of Linux(WSL)でやりたかったのだけど、WSL上でJavaがちゃんと動いてくれなかったのであきらめました。 で、VirtualBox使うかなと思ったけど、Hyper-Vを無効にしないといけなくて、Hyper-Vを無効にするとDockerが動かなくなるのでやだなーと思ってたのだけど、普通にHyper-VでUbuntuたちあげればいいのではーと思ってやってみました。 普通に使えますが、画面サイズ調整やフォルダ共

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  • Java 10のコンパイラバグを見つけた - きしだのHatena

    予定通りにJava10が出ましたね!Javaが予定通りにリリースされることが珍しすぎたのか、関東では雪になっていたようです。 Java10の変更点についてはこちらにまとめています。 Java 10新機能まとめ - Qiita Java10のJEP以外の変更まとめ - Qiita ところで、varが導入されたのでいろいろ試してたらコンパイラが落ちました。 次のようなコードを-g付でコンパイルすると落ちます。 import java.util.List; public class Main { public static void main(String... args) { var m = List.of("a", 1); System.out.println(m); } } このように、正式リリースであるbuild 46でコンパイルするとこうなります。 src$ javac Main.ja

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  • Java10のvarをどう使うか - きしだのHatena

    Java 10でvarが追加されました。が、いろいろ使い方は悩ましい気がします。 いろいろ議論をしたので、そこで考えたことをまとめておきます。 JShellでは読むことを考えなくていいのでガンガン使いましょう。 あと、OpenJDKのStyle Guidelinesも見ておくとよさげ。 Style Guidelines for Local Variable Type Inference in Java ローカルメソッドの定義にvarを使う 通常の変数定義でのvarの使い分けは長くなりそうなので、最初にこれだけ書いておきます。 いままで、メソッド内で使えるローカルメソッドを使おうと思うと、Functional Interfaceを使うくらいしかありませんでした。 Function<Integer, Integer> twice = x -> x * 2; println(twice.appl

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  • 正月からMSXのZ80アセンブラを書いていた - きしだのHatena

    あけましておめでとうございます。 どこぞに、正月3日に起こった出来事が1年を決めるという話が流れてましたが、そうすると今年は1年、夜中にZ80アセンブラを書いて昼間寝る感じになるんでしょうか・・・ 書いてたのは、こんな感じで誤差拡散でカラーテーブルを表示するプログラムです。 まずは素直なカラーテーブル 最初、年末に何を思ったかこんな感じのカラーテーブル表示プログラムを作りました。MSX2は赤緑8階調、青4階調の256色を同時表示できていたので、それを表示するとこうなるのです。 100 DEFINT A-Z 110 SCREEN 8 120 FOR I=0 TO 15 130 R=(I MOD 8)*32 140 B1=INT(I/8) 150 FOR J=0 TO 15 160 LINE (I*16,J*13)-(I*16+15,J*13+12),R+B1+(J MOD 8)*4+INT(

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  • 10年間のプログラミングの変化といえばクラウド、型推論、リアクティブ - きしだのHatena

    この10年間のプログラミングの変化、というのが流れてきたのだけど、個人的にはクラウド、型推論付き静的型、リアクティブかなぁという風に思ってます。 クラウド(とスマホ) 2008年にGoogle App Engineが出たり、最初のHadoopサミットが行われたり、ちょうど10年前に始まったとも言えるクラウドは、すでに流行ではなく常識になっています。 いまや、クラウドを考えずにシステムを組むということはないんじゃないでしょうか。 スマホもこの10年で広まり、端末にUI、データはクラウドということも当たり前になっています。 40%の視聴率をもった紅白で視聴者が同時投票するようなことも、AWSを使って危なげなく行えるようになっていますが、10年前にこのようなサービスをたった4時間だけ行うということはなかなか考えにくいもので、実現できるのも限られたベンダーだけだったと思います。けれどもいまではそれ

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  • JUnit5で変わるテストの書き方 - きしだのHatena

    JUnit5が案外よさげなので、JUnit5を使うとどんな感じでテストが変わるのか考えてみます。 実際にどこが変わったかとか、使い方自体はいろいろまとめられたブログがあるし、公式ドキュメントも読みやすいのでそちらを。 http://junit.org/junit5/docs/current/user-guide/ メソッドごとのテスト JUnit5でいいのは、Nestedですね。 いままで、いろんなメソッドを対象にしたテストが入り混じってたと思います。 import org.junit.Before; import org.junit.Test; public class PurchaseTest { @Before public void setup() { // 全体のセットアップ // purchase()用のセットアップ // history()用のセットアップ } @Test p

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  • 新しいリリースモデルはJavaを使う人 全員要注目だった - きしだのHatena

    9月の頭くらいに、Javaのリリースモデルが6ヶ月ごとの短期リリースになるということが発表されてました。 で、「へぇ〜」みたいな感じで見てたのですけど、JavaOneでの話を聞くと、これ結構大変なのかも、ということになってそうなので、ちょっとまとめてみます。 追記:2018年05月の状況をQiitaでまとめています。 [Javaのサポートについてのまとめ2018 - Qiita](https://qiita.com/nowokay/items/edb5c5df4dbfc4a99ffb) Javaの新しいリリースモデル 公式情報はこちらにまとめられています。(10/4にアップデートされてます) http://www.oracle.com/technetwork/jp/java/eol-135779-ja.html ざっくり言えば、6ヶ月ごとに機能リリースを行い、3ヶ月ごとにメンテナンス/セキ

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  • ソフトウェアエンジニアの人数に関するフェルミ推定 - きしだのHatena

    以前から、日のプログラマってどのくらいいるんだろう?って思ってて、なんとなくの数字を思い浮かんでいるので、メモ的に書いておきます。 2〜3倍の差はあっても1桁は違わんだろうなーくらいの誤差感です。 まず、プログラマ全体の数。どうも、20万人〜100万人くらいな感じ。かき集めて200万人はいなさそう。 IT人材白書2017の「情報処理・通信に携わる人材」が100万人ちょい。 ある程度の機能を持ったプログラムをドキュメントやチュートリアルを見ながら自分のコードで書けるというのは、5万人〜10万人くらいではないかなと。 を買ったりして自分で勉強する人が3〜5万人。 小さなアプリケーションをひとりで作れるレベルだと1〜3万人。 自発的に勉強会に出る人は5000人〜1万人。東京に6000人、大阪700人、福岡300人くらいかなー。*1 高階型がわかるとか、高階関数がわかるとか、ある程度「プログラ

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  • ラムダのオブジェクトはどう作られるか - きしだのHatena

    ラムダは匿名クラスのシンタックスシュガーだとか言われますけど、オブジェクトの作られ方が違いますね。 というのを検証してみます。 (jdk1.8.0_112で動かしています) ループの中でhogeにラムダを渡して、hogeでオブジェクトを表示します。 まず匿名クラスを使ったコード。 public class LambdaObj { public static void main(String[] args) { for (int i = 0; i < 2; ++i) { hoge(new Runnable() { @Override public void run() { } }); } } static void hoge(Runnable r) { System.out.println(r); } } 実行するとこう。 myproject.LambdaObj$1@15db9742 myp

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  • Javaの難しいところ - きしだのHatena

    Javaをプログラム未経験者に教えるときの話。 細かいところまでちゃんと理解するための難しさではなくて、とりあえず頻出コードが読み書きできるまでの難しさの話です。細かいところまでの理解、どの言語も難しいので。 あと、ここではプログラム自体の難しさは別の話、ということで。 で、Javaには難しいところが結構あるんですけど、難しいのをひとことでいうと「昔の事情や歴史的経緯により、が多い」ところです。 プログラムを教えるときに何が難しいか たとえばpublic static void mainを書くとか、おまじないが多いとか記述量が煩雑とかは、ツールで対処可能で、ツールで対処可能というのは機械的に慣れればいい部分なので、そこまで問題にならないと思います。 あと「おまじないを減らしたい」というのは教える側のこだわりであって、理解しやすさとは別で、そのおまじないがどういうときに必要かというところさえ

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  • PPAPで学ぶDaggerによるDI - きしだのHatena

    Daggerってありますよね。コンパイル時に依存性を解決するのでパフォーマンス的に有利なDIコンテナです。 https://google.github.io/dagger/ 依存関係の不備がコンパイル時にエラーになって発見できるのも、実行時にエラーが出たときの修正の難易度が高いAndroidアプリにはありがたいということで、Androidでよく使われてるようです。 基的なオブジェクトの定義 I have a pen. public class Pen { @Override public String toString() { return "ペン"; } } I have an apple. public class Apple { @Override public String toString() { return "アッポー"; } } Ohh!!! Apple Pen!!! p

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  • 作って理解するDIコンテナ - きしだのHatena

    DIコンテナ使ってるけど、アノテーションってなんなの!って聞かれて、作ってみたらわかるよと答えてみたので、自分でも作ってみました。 よくわかった。 「DIコンテナ使うと何がいいの?」ということも、作ってみるとわかります。あと「DIって何がいいの?」に関しては、「DIはちょっとコードを書くのが楽になるだけで、それだけあっても仕方ない、大事なのはコンテナ」と答えるようにしてますが、コード比率からもそれがよくわかります。 続編としてWebフレームワークも作っているので参考まで。 作って理解するWebフレームワーク - きしだのHatena まずはコンテナを作る とりあえず1ソースの状態で。 こんな感じで、管理する型を登録できるようにします。 static Map<String, Class> types = new HashMap<>(); static void register(String

    作って理解するDIコンテナ - きしだのHatena
  • 作って理解するWebフレームワーク - きしだのHatena

    前回、簡単なDIコンテナを作ってみたので、次はこれを使ってWebフレームワークを作ってみたいと思います。 Webサーバーをつくる まず、WebフレームワークなのでHTTPサーバーが必要ですね。なので簡単なものを作ります。 とりあえずブラウザからリクエストを受け取ったら200 OKとHTMLを返すだけのサーバーです。 今回は、そこらのブラウザからアクセスできればいいや、ということで、RFCとかの仕様に準拠することは考えません。 public class Server { public static void main(String[] args) throws IOException { ServerSocket serverSoc = new ServerSocket(8989); for (;;) { Socket s = serverSoc.accept(); new Thread((

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  • Javaをチラ見する - きしだのHatena

    Javaを知らないからちょっとだけ見てみたい、みたいな人のために、ちょっとしたチュートリアルを書いてみました。 準備 まずはJDKをダウンロード・インストールしてください。 http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html ダウンロードページでは「Accept License Agreement」にチェックして、自分の環境にあわせたインストーラをダウンロードします。 今だとu73とu74がありますが、初めてインストールするなら74でいいと思います。 インストールするものを選ぶダイアログで「開発ツール」「ソースコード」「パブリックJRE」が出ますが、パブリックJREは不要なので、左のアイコンをクリックして、×がついてる感じのを選ぶといいと思います。 あと、NetBeansもダウンロード・インストールします。

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  • 乱数のたのしい話と遺伝アルゴリズム - きしだのHatena

    金曜日の「プログラマのための数学勉強会@福岡」で乱数の話をしてきました。 プログラマのための数学勉強会@福岡 #3 - connpass で、乱数の生成だとか、クイックソートや素数判定などの乱択アルゴリズムの話とかをしました。 乱数タノシイヨ 乱数のたのしい話 from なおき きしだ その中で、遺伝アルゴリズムで巡回セールスマン問題(TSP)を解くというのをやってみました。遺伝アルゴリズム、すいぶん昔から名前は知ってて、どういうアルゴリズムかも知ってて、実装もそんな難しくないと知りつつ、書く機会がありませんでした。なので、この機会に書いてみようと。 とりあえず最初に完全にランダムでTSPを解いてみます。 TSP with random ぐちゃぐちゃですね。 下部のグラフはその時点での最短距離。最初に距離が短いものをみつけていくけどだんだんみつかりにくくなる、という感じになっています。 1

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  • 小学校低学年へのプログラミング教育には効果がないと考えたほうがいい - きしだのHatena

    子どもへのプログラミング教育は早ければ早いほどいいというものではない。 最近子どもへのプログラミング教育が話題になることが多いけど、恐らく小学3年生までの子どもへの効果はほとんどなく、小学4年生でもほとんどの子どもには難しいと思う。 人間の知能の発達には段階があって、必要な段階に達していないうちにそれが必要な教育を行っても効果は望めない。 まず、なんでこのエントリを書いたかというと、プログラミングには適した発達段階があるということを知らないと、その発達段階に達する前にプログラミング教育を行って、もちろんプログラミングは出来なくて、その子には適性がないという判断をしてしまうとうことが起きてしまうんじゃないかと思ったからだ。 まだ適した段階まで来てないだけなのにプログラミング教育をして失敗して「この子にはプログラミングができなかった/興味をもたなかった」という実績を作ってしまうことによって、将

    小学校低学年へのプログラミング教育には効果がないと考えたほうがいい - きしだのHatena