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ブックマーク / t-kei.hatenadiary.org (12)

  • 「駐韓大使一時帰国で思うこと」を読んだ人たちへ - 諸悪莫作

    先日書いた「駐韓大使一時帰国で思うこと - 諸悪莫作」ですが、はてブを中心にいくつかの反応をいただくことができました。 それらは興味深く拝見しています。ありがとうございます。 ところで。 あの文章はもともと考えの整理のために軽く書いたものであったため、ろくに推敲もせず言葉足らずな面が多々ありました。 そこで読んでくれた人たちへの応答も兼ねて、補足としての文章も書いておきたいと思います。 あの文章の主旨は大きく分けて 3つあります。 僕たちの社会は自身の振る舞いについて客観的に見ることができていないのではないか。 アメリカなどの他地域に対する姿勢・関係性と比較して、韓国などの東アジア諸国への視点は著しくバランスを欠いていて、その背景には差別的な視点があるのではないか。 今後、僕たちの社会がこの出来事をどう評価するのかによって、ひとつのターニングポイントを迎えることになるのではないか。 第1点

    「駐韓大使一時帰国で思うこと」を読んだ人たちへ - 諸悪莫作
    tei_wa1421
    tei_wa1421 2017/01/09
    「一度、自身の感情を脇に置いた上で少なくとも国際関係上の損得判断ぐらいはしてみたほうが良い」
  • 駐韓大使一時帰国で思うこと - 諸悪莫作

    の駐韓大使ら一時帰国へ 「慰安婦」像設置に対抗 - BBCニュース 絶望する気はさらさらないけれど、現状認識を整理するために軽く書いておく。 たとえば。 ドイツの首相が連邦議会で「侵略の定義は学界的にも国際的にも定まっていない。ナチスの行為についても国と国との関係でどちらから見るかで評価が異なる。」と答弁をし、また連邦政府もそれを追認する閣議決定をおこなう。一方、連邦国防大臣はナチスを賛美する施設を訪問。軍事予算は過去最高を記録。そんな背景がある中、オランダでアンネ・フランク像が民間団体の手によってドイツ領事館前に建立されるが、それを受けたドイツ政府はオランダに対して異例とも言えるほどの強硬な対抗措置をおこなうのだった…。 …という状況が発生したとしたら、いわゆる国際社会はこれをどう見るだろうか。 客観的に見て、ドイツ社会に何か良からぬ異常事態が起きていると見るだろうし、また、極めてき

    駐韓大使一時帰国で思うこと - 諸悪莫作
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    tei_wa1421 2017/01/07
    「一方で、韓国に対しては「いいぞもっとやれ」と快哉を叫ぶ。」
  • 「保育園落ちたの私だ」を忌避する人たちへ - 諸悪莫作

    「保育園落ちた日死ね!!!」をきっかけとした流れから、国会前での抗議活動がおこなわれた…ということがニュースになっている。 「保育園落ちたの私だ」。そんな紙を掲げた人たちが5日、国会前に集まった。子どもが保育園に入れなかった人、子育てを終えた人、これから子育てする人など、約30人。深刻な待機児童問題に危機感を抱いた人たちがツイッターを通じてつながり、雑談しながら立っているだけの、静かな抗議行動だ。 (中略) ツイッターでは「#保育園落ちたの私だ」というハッシュタグ(検索ワード)ができ、「多くの人が同じ問題を抱えている」と批判が渦巻いた。その中から、「国会前へ」という呼びかけが生まれた。 http://www.asahi.com/articles/ASJ35540VJ35UTIL00N.html 以前書いたとおり、僕はこのような動きは素晴らしいものだと思うし、もっともっと日常的なものである

    「保育園落ちたの私だ」を忌避する人たちへ - 諸悪莫作
    tei_wa1421
    tei_wa1421 2016/03/06
    「僕たちは、もっと素直に、もっと自然に、もっと気軽に、街に出て声を上げてもいいのだから。」 ほんとに、後国会前でもそれ以外の都市でも気軽に集まれる広場がもっとあればいいのに
  • なぜ僕は国会前に立ったのか - 諸悪莫作

    ここ2ヶ月近く、僕は国会前の抗議活動に参加し続けていた*1。 抗議活動の現場に立ちながら、なぜ自分はこの場に立っているのだろうか、このことをきちんと言語化すべきではないだろうかと、ずっと思い続けていた。法案は可決したものの安保法制に端を発した様々な動きはこれで終わるわけではない。だから今はまだ「一区切りついた」と言うべきタイミングではないだろう。ただ、なぜ自分は国会前に立ったのか、それを整理するにはちょうど良い機会なのかもしれないと感じている。だからこうして、僕はこの文章を書いている。 まず始めに書いておくと、国会前を象徴として全国で繰り広げられている一連の運動を僕は素晴らしいものだと思っている。ただその理由を明確にする前に、一連の運動の中で感じた違和感について大事なことなので少し書いていきたい。 安保法制に反対する人たちが好んで使う表現の一つに「平和国家日」という言葉がある。抗議活動の

    なぜ僕は国会前に立ったのか - 諸悪莫作
    tei_wa1421
    tei_wa1421 2015/09/26
    「その過程で僕たちの「日常」も変容せざるを得ないだろう。そして今は存在しない「日常」へと到る過程を、ぬくもりある「日常」として僕たちは歩いていく。」自分の中でもやもやしてたとこがうまく言語化されてるな
  • 「最悪の事態」 - 諸悪莫作

    正直に言えば、最近良く耳にする「固有の領土」という言葉を、その概念を、僕は理解することができない。 ここで言う「固有」とは何だろう。 そしてその「固有」という言葉がどのようにして「領土」という言葉と結びつくのだろう。 そしてなぜ、この言葉はまるで疑問の余地が無いかのように、自明性を伴って語られるのだろうか。 僕には、まったく理解することができない。 尖閣諸島を巡る状況が現在のような事態になったことで、多くの人が「最悪の事態だけは避けなければ」と言う。 でも、「最悪の事態」って何だろう。 何が「最悪の事態」なのだろう。 僕は「固有の領土」という言葉は理解できなかったけれど、でも、この「最悪の事態」という言葉、それだけは理解することができる。 それは、石原慎太郎があのようなアクションを起こした時に、誰も声をあげなかったことだ。 石原に肯定的な人は言わずもがな、批判的な人たちであっても「石原がま

    「最悪の事態」 - 諸悪莫作
    tei_wa1421
    tei_wa1421 2012/09/19
    こうなったひとつにはまともなマスメディアを持ち得なかったってのもあるんだろうな・・・
  • 地下猫さんとの議論について - 諸悪莫作

    ここしばらく忙しさにかまけてまとまった文章を書いていなかったのだけど、横着してはてブだけで済まそうとしたのは良くなかった。 山下俊一教授のインタビューをめぐるid:tikani_nemuru_Mとid:t_keiのやりとり 今もまとまった文章を書いている余裕はあまりないのだけれど、この件で僕が言いたかったことを少しは要約しておいた方がいいだろう。 まず、この件での id:tikani_nemuru_Mさん(以下、地下さん)の論旨を僕の理解でまとめるなら以下のようになる。 移住はハイリスク。(彼の過去のエントリでは「低線量被曝に比べてリスクが『ケタ違いに高い』」とも) 山下俊一氏のインタビュー発言はまっとう。 山下氏が進めているような調査を非難するようでは、補償も困難。 事実に基づかなければ、被害は確定できない。 地下さんが述べているように「被害の認定は事実に基づく」、これは多くの人がそ

    地下猫さんとの議論について - 諸悪莫作
    tei_wa1421
    tei_wa1421 2011/08/30
    分かり切っていないのに安全だと言い切る学者は度し難いし、それを擁護する人は揶揄されるのも当然だと思うな
  • 本当にこれが望みですか? - 諸悪莫作

    こんな記事を読んだ。 しかし、一方で日人は地震で起こったあらゆる物事を「仕方がない」の一言で片づけようとしてはいまいか---外国人記者の口からは、そんな鋭い意見も聞かれた。前出・パリー氏はこう言う。 「避難所では皆ギリギリの生活をしている。被災者は皆頑張っているというのに、(物資もロクに届けられないとは)政府はなにをしているのか、と思うときがあった。被災地の人はもっと声を上げて叫ぶべきではないか。これがイギリス人だったら、政府の注意を引くためにもっと暴れていると思います。ここにも日人の『仕方がない』精神が表れている気がしますね」 外国人記者が見た「この国のメンタリティ」「優しすぎる日人へ」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5) 「日人」と一括りにしてしまう書きようはくだらないなぁ、という感想はさておき。 見辛くなったはてブ*1で何気なくブコメを眺めていると、「別に許し

    本当にこれが望みですか? - 諸悪莫作
    tei_wa1421
    tei_wa1421 2011/04/07
    「「10万人ぐらいで集まって、東京電力を包囲しようよ!」でも少なくともこれくらいのことができたなら、この社会の風景も、ちょっとは変わってくるんじゃないのかな。」
  • 「民族主義」 - 諸悪莫作

    このエントリはid:mojimojiさんの「http://www.mojimoji.org/blog/nationalism2」への応答となります。 僕がmojimojiさんの一連のエントリを読んでいて最も違和感を抱いた点は、「民族主義」という言葉の使われ方だった。それがどのような違和感であったのかを、2つの点から書いていきたい。 まず第1に、この議論の発端となった在日コミュニティを取り巻く非対称性について。 たとえば、この「日」の社会には様々な制度上の不公正や抑圧的な仕組みが存在する。そしてそれらの不公正が論じられるとき、それは、一般的には制度設計や普遍原則上の問題として語られる。ところがこの社会で「朝鮮総連の抑圧」といったものが話題になったとき、それは単に組織の在り様としての問題としてではなく、突然「民族主義」といったカテゴライズが登場し、そのような文脈の中で語られてしまう。 またた

    「民族主義」 - 諸悪莫作
  • 光市事件―置き去りにされたもの - 諸悪莫作

    先の光市事件差し戻し審の判決は国民一般の感覚に沿うものであり、同時に被害者遺族の感情に寄り添うものであったと一般には言われている。実際、村氏は判決に対して「納得している」とも語っているし、また、主にテレビからなるマスコミ報道での取り扱いもネット上の多くの声も、この判決によって正義が実現された、被害者遺族の無念が晴らされた、としているものが多数を占めている。 しかし多くの人々がそのように溜飲を下げ、そしてこの事件を記憶の中から風化させていくのとは裏腹に、村氏の人生はこれからも続いていく。村氏にとって子が殺されたという事実は厳然として残り、そしてこれから僕たちがこの事件のことを忘れようとも、彼は、その事実を背負って生きていかなければならない。 今回の事件について「社会が被害者遺族という存在を発見する契機となった」と評する意見もある。確かにそうなのかもしれない。しかし、犯罪に巻き込まれて

    光市事件―置き去りにされたもの - 諸悪莫作
    tei_wa1421
    tei_wa1421 2008/05/04
    「個々人の良心や判断ではなくその適応の度合いが求められる今の社会では、むしろ、アイヒマン的であることが求められていると言っても過言ではない。」
  • 普遍論争 (2) - 諸悪莫作

    ある意味で、以前取り上げた「普遍論争 - 諸悪莫作」の続き。 来ならエントリで書くべき事柄を少々忙しくなってきたせいで、はてブのコメントのみで済ましてしまった。失敗。 たとえば、科学も人の営為である、という文脈で言えば「文化」という言葉がたしかに妥当と言えます。でも、三の直線を結ぶと三角形になる、という事実は文化ですか?そういう意味だと思いますよ。 はてなブックマーク - なげなわぐも観察日記 これは、元エントリでの id:anhedonia さんの「どこに引っかかったのだろうか?気になる。」という記述への、僕なりの推測を述べたものだった。つまり、字数の関係で言い足りなかった箇所をやや補えば、『たとえば、科学も人の営為である、という文脈で言えば「文化」という言葉がたしかに妥当だと言えます。でも、「三の直線を結ぶと三角形になる、という事実は文化ですか?」という問いもあり得るでしょう。だ

    普遍論争 (2) - 諸悪莫作
  • 現代の神話 - 諸悪莫作

    古来より人間は、天空に見出される事象と、地上における様々な出来事との間に、結び付きがあると考えてきた。いや、より積極的に表現するならば、天空の事象と地上における様々な営為との間に、照応を見出してきたのだった。特に天空に見出される様々な異変は、災厄の前兆、もしくはその訪れを告げるものとして扱われていた。 南アメリカでは日や月は疫病の兆候と考えられた。太陽が欠けるのは天然痘が流行するしるしだと言う。1918年にスペイン風邪で多数の南アメリカ先住民が死亡したとき、それは日のためだとされた。日の「よだれ」が地上に広がって死をもたらした、とささやかれた。 天文不思議集 (「知の再発見」双書) (P78-79) 世界中いたるところで彗星は不幸をもたらすという信仰がある。インカ皇帝アタワルパが征服者ピサロに牢獄に入れられたときにも彗星は現れた。黒く緑がかって、太さは人間の胴体ほどもあり、槍の長さ

    現代の神話 - 諸悪莫作
  • 危機的状況 - 諸悪莫作

    われわれが日常的に触れる報道などにおいて「テロ」と呼称した場合、それはもっぱらイラクやパレスチナにおける、アメリカやイスラエルへの暴力的行為を指し示している。そしてその場合、そのような暴力を行使する人々は「テロリスト」と呼ばれる。たとえばそれは、次のような報道からも伺える。 外相は、日がハマス内閣にイスラエルの生存権承認やテロ放棄を求めていることを「評価する」と述べた。 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060711i213.htm?from=main2 復興支援のためサマワに派遣された陸自の車両や資材は、クウェート市郊外の倉庫で管理される。その作業に携わる現地業者は、日の報道陣が取材に訪れると、顔を隠すように大きなマスクをつけた。陸自も業者名が特定されない報道を要請。業者側が「自衛隊に協力しているのを知られたら、テロの標的になるかもしれない」

    危機的状況 - 諸悪莫作
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