江戸時代の農業百科事典『成形図説』のイラスト(1804) ジュズダマ(数珠玉、学名: Coix lacryma-jobi var. lacryma-jobi または Coix lacryma-jobi)は、水辺に生育する大型のイネ科植物の一種である。東南アジア原産。郊外の水辺などに生える野草で、草丈1 - 2メートルほどになる。実は硬くて光沢があり、昔はつないで数珠の玉にした。食用品種をハトムギと呼ぶ。 和名のジュズダマは、かつて球形状の実(苞鞘)をつないで数珠の玉にしたことに由来する[2][3]。別名で、ズズ[2]、ズズゴ[4]、ツシダマ[2]、トウムギ[4]、地方によっては、ズウズク(千葉県)、スズ(和歌山県)、ボダイズ(岡山県)の方言名でも呼ばれる[2]。 三秋の季語にもなっている[2]。花言葉は「祈り」である[2]。 川穀(せんこく)とも称するが[5]、これは食用種(ハトムギ)の別