国際雲図帳(こくさいうんずちょう、英:International Cloud Atlas)とは、気象学における雲の分類(雲形分類)の基準を示した、世界気象機関(WMO)発行の書籍・学術資料。 WMOをはじめとした世界の気象学者の協議によって定められた雲の分類を、世界中の気象学者はもとより、一般の気象観測者向けに解説したもの。 1897年に最初の版が発刊(1896年作成)、その改定が重ねられ、前回は第I巻1975年版・第II巻1987年版であり、最新版は2017年版が発行されてオンラインで資料が公開されている。 19世紀に気象の研究をしていたルーク・ハワード(Luke Howard)は、自ら考案したcumulus(積雲)、stratus(層雲)、cirrus(巻雲)、nimbus(乱雲)などの語を用いて雲の基本形(雲類)7種を命名した。 他にもたとえば1828年にはドイツのハインリッヒ・ドー