cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
その日は突然やってきた。「コンピュータが人間を超えるには最低でもあと10年はかかる」――そういわれていた囲碁の世界で、米Googleが開発した囲碁AI(人工知能)「AlphaGo」(アルファ碁)が人間のトップ棋士相手に完勝した。 “人類代表”としてAIと戦ったのは韓国出身のプロ棋士、イ・セドル九段だ。ここ10年の囲碁界では世界最強と目され、そのあまりの強さに「魔王」の異名を取る彼を、Googleは対戦相手に指名した。対局は五番勝負で、2016年3月9日から15日までの1週間をかけて行われ、どちらかが先に3勝したとしても5戦すべてを最後まで戦い抜く契約になっていた。 結果は第3局までを終えて、AlphaGoの3戦全勝。あまりに底の知れない強さに、「このまま人間側の全敗が濃厚なのでは」という声も高まる中で、その手は打たれた。第4局目、やはりAlphaGoが優勢と見られていた局面で、イ・セドル九
今日の第4局、黒番のアルファ碁が優勢に打ち進めている様に見えましたが、白78の「鬼手」とも言えるワリコミから状況が一変、イセドル九段の見事な初勝利となりました。コンピューター囲碁が万年初段レベルからプロ棋士に3、4子に強くなったのは「モンテカルロ木探索」と言う手法取り入れたからだそうですが、プロ棋士に追い付くのにまだ時間がかかると言われていたのもこのモンテカルロの特性ゆえです。以下、私なりの解釈ですが、モンテカルロでは、「幾つかの着点」を終局まで「適当」(全て読むのは300×299×298...すぐにパンクします)に沢山(アルファ碁では秒読み中でも数万局になるでしょうか)打って、その中で一番探索回数の多かった(うまくいった手を重点的に探索するので勝率でなく探索回数の方が良いのだとか)手を打つのだそうですが、元になるのは、あくまでも「適当に終局まで打った」結果なので、「ベター」ではあるけど「
米IT企業グーグル傘下の英グーグル・ディープマインド社が開発した囲碁の人工知能(AI)「アルファ碁」と、世界で最も強い棋士の一人、韓国の李セドル九段(33)の第4局が13日、ソウル市内のホテルで行われた。李九段が180手までで白番中押し勝ちし、初勝利を収めた。 対局は15日まで全5局行われる。アルファ碁が3連勝しており、李九段が意地を見せた形だ。李九段は対局後の記者会見で「本当に何にも代えがたい、値打ちをつけられない1勝だ」と喜んだ。アルファ碁の弱点については「自分(アルファ碁)が考えられなかった手が出た時の対処能力が落ちる」と指摘した。 一方、ディープマインド社のデミス・ハサビスCEO(最高経営責任者)は「李九段の妙手、様々な複雑な形勢にアルファ碁のミスが出る局面が作られた」と語った。(ソウル=東岡徹)
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