衝突事故を起こした護衛艦「くらま」は、25日に相模湾で行われた観艦式で観閲のためヘリで菅直人・副総理が乗艦した艦艇だった=25日午前時11時、相模湾の護衛艦「くらま」艦上(酒巻俊介撮影) 防衛省海上幕僚監部に入った連絡によると、27日午後8時ごろ、山口県と福岡県の間の関門海峡で、海上自衛隊の護衛艦「くらま」と民間商船「カリナ・スター」(韓国籍)が衝突、双方とも炎上した。 くらまは25日に神奈川県沖の相模湾で行われた海自の観艦式に参加し、母港の佐世保港(長崎)に戻る途中だった。くらまの乗組員にけがはないというが、カリナ・スターの船員らの状況は不明で、防衛省や海上保安庁が情報収集を進めている。 くらまは基準排水量5200トンで定員360人。