原付きバイクで走行中、赤信号を無視して交差点に進入しバイクに衝突、バイクの男性=当時(47)=に全治2カ月のケガを負わせた上、事故を通報しないまま逃走したとして、自動車運転過失傷害などの罪に問われた男性被告(28)の初公判が11日、東京地裁で開かれた。反省しているのか、していないのか曖昧な被告。被告の父もまた、同様だった。 金髪に黒いスーツ姿で出廷した被告は、建設作業員として働いていた。よく日に焼けており、今ふうの若者という印象だ。 公判には、被害者も傍聴に訪れていた。罪状認否で、被告が罪を全面的に認めたため、公判は順調に進むとみられていた矢先、情状証人として呼ばれた被告の父親の“無責任”な発言をきっかけに、検察官の厳しい追及が始まった。 検察官「被害者と連絡を取ったことは?」 父「せがれが話し合っているから…(連絡を取ったことはありません)」 検察官「示談の交渉について、聞いたことは?」