先月あたりから、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)のライセンスのあり方について、Facebookを火種にして侃々諤々の議論が起こっているので解説してみる。 ASFがFacebookにNOをつきつけることの始まりは、Apache Software Foundation(以下、ASF)という著名OSSプロジェクトを多数保有する非営利団体が、Facebookが自社OSSに付加している独自ライセンス Facebook BSD+Patents license を「Category-X」リスト(禁忌リスト)に追加したことだ。 ASFプロジェクトは、Category-Xに含まれるOSSに依存してはいけない決まりがあるため、Facebook製のOSSに依存しているプロジェクトは、8月31日以降はそれらの依存を取り除いてからではないと新しいリリースが出来ない。影響を受けたプロジェクトは少なくとも C
MITのメディアラボと市民メディアセンターに所属するイーサン・ザッカーマン氏によるブログは、英文メディアとしてはひさびさにマストドンを取り上げたものだ。 Mastodon is big in Japan. The reason why is… uncomfortable しかし、その中身がまあひどい。 マストドンがBig in Japan、つまり日本でだけ人気なのはロリコンのせいだというのだ。 ザッカーマン氏がこのブログを書いたのは、なぜマストドンユーザーの69%が日本なのかということを知りたかったためだという。 BACK TO THE FUTURE:THE DECENTRALIZED WEB 筆者らが関わった、100ページを超えるこの調査レポートのマストドンに関わる部分の多くは、5月末に「マストドンについて読んでおくべき4本の英文記事と見ておくべき1本の動画」で取り上げたマシュー・スカラ
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