2023年も、夏の甲子園が大いに盛り上がった。例年と異なる点としては、酷暑が続く中、5回終了後に体を冷却したり水分を取ったりする10分間のクーリングタイムが初導入されたことが話題となったが、もう1つ注目されているのが、応援の「盛り上がりが足りない」だ。人気となった理由と背景について見ていきたい。 TikTokで「#盛り上がりが足りない」拡散 「も、もり、もりあ、盛り上がりが足りない」 リズムに乗って全員で飛び上がりながら叫ぶ独特の応援。甲子園の応援といえば、吹奏楽部が演奏している様子が浮かぶが、2023年に目立つのは声によるコール。 茨城の明秀日立高校サッカー部の応援がTikTokで拡散されて広まったと言われている。TikTokで「#盛り上がりが足りない」は3610万再生の人気ぶりであり、実にさまざまな学校での「盛り上がりが足りない」コール動画が投稿されている。実際、少なくとも32校で応援