ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲「第1番」 さて、20世紀のヴァイオリン協奏曲の傑作に数えられる第1番ですが、今でこそ10代の若手でも弾いてしまうほどのポピュラーな存在ですが、初演されてから恐らく20年間くらいはロシア人(正しくは旧ソ連の人々)の手によって数多く弾かれたに過ぎず、少なくともアメリカを含む西側諸国ではほぼ無視されてきたといっても過言ではない状態でした。当時の名だたる名匠(ハイフェッツ、ミルシテイン、スターン、エルマン、シェリング、シゲティ、フランチェスカッティ、メニューイン・・)たちによって演奏された記録がないこと、それはどう理解したらよいのでしょうか?かろうじて、マックス・ロスタル(ユダヤ人でナチスを逃れ、イギリスに定住)の独奏、マルコム・サージェントの指揮で1956年に演奏した演奏会録音が残っています。 一方、日本では、1957年1月17日に日比谷公会堂にて、辻久子
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