こんにちは。のんびり、まったりとしたペースで、現在のおたく表現に関するルーツ等に考察を加える、咲村珠樹の「おたく温故知新」でございます。5回目は、いわゆる「萌え擬人化」についてのお話です。 今や何でもかわいい女の子(男の娘の場合もありますが)に置き換えた「萌え擬人化」がありますよね。生物無生物問わず、さらには実態を持たない「現象」まで擬人化されるようになっています。さて、ではいつ頃からこの手の「かわいい女の子」に置き換える「擬人化」があるのでしょうか。 長いこと思わせぶりに引っ張るのもアレなので、さっと出してしまいましょう。戦前に作られたポスターに、興味深いものがあります。 1940(昭和15)年に欧州航路就航予定の豪華客船、新田丸・八幡丸・春日丸を告知する、日本郵船のポスターです。描かれているのは三人の美少女。よく見ると、少女が持っている扇子に、それぞれNITTA MARU・YAWATA
![【おたく温故知新】第5回 戦前にもあった萌え擬人化?〜戦火に消えた悲運のNYK美少女三姉妹〜 | おたくま経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9772bfb4ee1475310e8759880666b07e92df3e46/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fotakei.otakuma.net%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2012%2F01%2F210.jpg)