検索エンジンからウェブブラウザー(閲覧ソフト)「クローム」、自動運転車に至るまであらゆるものにIT(情報技術)の力で改革を起こそうと試みる米グーグル。創業から15年たった今も、ベンチャー時代の勢いを保ちながら成長を続ける。日本法人設立も2001年と海外の拠点として初めて開設。そこに06年に入社したのが日本人エンジニアの及川卓也氏だ。 彼の役割はクロームの日本での開発リーダー。エンジニアとして技術はもちろんチームの統率力にも秀でており、本社からも信頼されるエンジニアとして一目置かれる。社内外から慕われる及川氏がグーグル流のイノベーション(革新)の起こし方の一端を明かす。