日本学術会議(会長=金沢一郎東大名誉教授)が民間療法「ホメオパシー」の科学的根拠を全面否定する会長談話を出したのを受け、日本助産師会と日本薬剤師会も26日、賛同する考えを表明した。 日本助産師会は「会員に対し、助産業務としてホメオパシーを使用したり、すすめたりしないよう徹底する」ことを決めた。山口市では、ホメオパシーを実践する助産師が女児にビタミンK2を与えずに死亡したとして、訴訟になっている。 日本薬剤師会も「効能・効果が科学的に確認されていない『医薬品類似物』が医療現場で使用されることは、重大な問題だ」と指摘した。