熟成ワインに比べ品質的に割高なボジョレー・ヌーヴォー。が、毎年のように「今年は当たり年」と言われ、思わず買ってしまう人もいる。ワイン関係者によると、2007年のボジョレーは、天候不順で当たり年とは言えないレベルという。しかも、ユーロ高で軒並み値上げされる見込みだ。値段に見合ったおいしさはないのに、毎年のように日本で盛り上がりを見せるのはなぜだろう。 「ヌーヴォーはジュースみたいなもの」 フランス産新酒ワインのボジョレー・ヌーヴォーは、毎年11月の第3木曜日に解禁される。2007年は、11月15日だ。すでに、酒造メーカーなどの輸入業者が受注を始めており、ホテルなどでも解禁に向けたカウントダウンパーティーなどを企画している。 ボジョレーは、日本では2500円ぐらいが標準的な価格とされる。が、実はその半分ぐらいが航空運賃なのだ。東京などでワインスクールを運営しているアカデミー・デュ・ヴァン事務局
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