米フロリダ州にある人口3万5000人の都市リビエラビーチは、3週間にわたって市のコンピューターシステムを“人質”に取られている。市議会は米国時間6月17日、問題を引き起こしたハッカーらに60万ドル(約6440万円)相当のビットコインを支払うことを全会一致で可決した。 市の職員が不正な電子メールを開いてしまったところ、瞬く間にランサムウェアが拡散してリビエラビーチのコンピューターネットワークがロックダウンされ、65ビットコインの身代金を支払うよう要求された。 The Palm Beach Post紙によると、電子メールは利用できず、緊急通報はコンピューターの記録と接続できず、水道施設を制御していたシステムはオフラインになったという。市議会はまず、94万1000ドル(約1億100万円)で新しいコンピューターを購入してこの問題を解決しようとしたが、このほど身代金の支払いに応じる決断を下した。 身