僕には、いろんな人に自慢しまくっている従兄弟がいる。 彼とは1歳違いなので、小さい頃から仲が良かった。例えば、僕が最初に暗記した英文は、"This is a pen"ではなく、"Your name is shit!"なのだが、それは親の仕事の都合でアメリカに行っていた彼から、6歳の時に伝授されたのだ。 現地のガキとの戦闘用語として。 ガリ勉派の僕とは違って彼は勉強が嫌いだったらしく、若い時からフランス料理の世界で修行を重ねた。やがてシェフにのし上がり、今年になってついにオーナーとして自分の店を出した。30代で一国一城の主である。立派だ。 料理人の世界は努力と創造性と技術による、競争の世界である。そこで結果を出してきたことに対して、僕は素直に彼を尊敬している。 ちなみに、彼の料理は滅茶苦茶ウマイ。彼の料理以外で太るのは悔しいから、僕は他のフランス料理屋には行かなくなった。 先日も食べに行った
毎日遅くまで仕事を頑張っている皆さん。夜ご飯はいつもどうされていますか? 私は前職の時、ほぼ毎日終電帰りか、たまに早く終わった日は飲みに行ってやっぱり終電帰り、という生活をしていました。 働いていたのがビルの38階だったので、仕事中に下まで降りて何か買いにいくのも面倒で、ビルの中にあるコンビニで済ませていたこともしばしば。会議などで22時に閉まってしまうそのコンビニに行けなかった時は、結局帰りに家の近くの同じコンビニで何か買って食べるという哀しい生活を送っていました。 そんなふうに毎日遅くまで働いてしまうビジネスパーソンを「おかえり すぽると」ばりに癒してくれるレシピ本があることをご存じですか? その名も『終電ごはん』。6月に幻冬舎から発売されて以来、男女ともにじわじわと人気が出て、現在では1万7000部の売上となっています。レシピ本とは思えないオシャレな装丁に魅了され、私も思わず買ってし
多くのレシピで「ここで、あめ色になるまで炒めた玉ねぎを追加して...」などとサラッと書いてある割には、実は準備するのに1時間以上もかかることがあるのが、あめ色玉ねぎの難点です。 ありがたいことに、料理ブログ「Serious Eats」に、あめ色玉ねぎが15分でできる方法が載っていました。しかも、玉ねぎ以外に必要なのは少しの水だけです。これまでにあめ色玉ねぎを作ったことがある人は、火のそばにつきっきりで、1時間以上も玉ねぎをかき混ぜなければならない苦労をご存じでしょう。しかし、同じように炒める方法にも関わらず、少しだけ注意しながら、少しだけ水を使うことで、あめ色玉ねぎは短時間で作ることができるというのです。 ビデオを見ればわかるように、「よくかき混ぜること」、「温度を一定に保つようにすること」がポイントです。 このデモでは、熱の伝わり方がゆっくりで均等、さらに丈夫である「ル・クルーゼ」の鍋を
「この国には何でもある。ただ希望だけがない」と村上龍が看破したのは1998年のことだ(※1)。明治維新から太平洋戦争開戦までの時代、日本は欧州の列強諸国を追いかけていた。敗戦からバブルまでの時代、日本はアメリカの繁栄を追従していた。日本人にとって、欧米諸国は目指すべき「未来」であり「希望」だった。ところが80年代に日本経済は絶頂を極め、目標地点を通り越してしまった。「希望」にすべき対象を失った。 そしてバブルが崩壊し、現在、世界でも例を見ない少子高齢化社会へと突き進んでいる。日本の未来を占うような「実例」が、いまの地球上には存在しない。こうして「何でもあるが希望だけがない」という社会が完成した。日本人は、自分たちの力で「未来像」を作らなければいけないのだ。 ところが今の日本の「えらい人」には、それができない。 なぜ日本の伝統的メーカーは「エラい人のキーワードでモノつくる構造」を早くやめられ
伝説のウェブデザイナーを探して 西暦2012年 株式会社LIGは深刻なデザイナー不足に見舞われていた。 そんな中、過酷な労働を強いられるデザイナー達が限界を迎えようとしていた。 「もう15時か。あー、今日もよく働いた」 「おい、お前達、しっかり働けよ。俺はもう上がるからな」 「ヴぇっ!?」 「な、なにをする!」 「うっ…ぐ…」 「……………………」 ~~~~~~~~ 「……………………」 「えっ?」 「ふふふ、社長…ようやく目が覚めたみたいね」 「!? なんのつもりだ!さっさとここから出せ!」 「社長。俺達の言う事さえ聞いてくれたらすぐにでも出しますよ。」 「お前達の言う事だと…一体何が望みだ?」 「新しくウェブデザイナーを雇うこと。それが望みよ」 「ウェブデザイナーを雇うだと?!…だからって、何故こんな事を…!!」 「………………」 「クズどもが!早くここから出せ!」 「黙って聞いていれ
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» 【羽田空港から片道45分】今まで沖縄ばかり行ってた自分が許せない! 八丈島が地味に良かった6つのポイント 特集 東京都にある八丈島。飛行機で羽田空港から片道45分、船だと10時間で行けちゃう東京都心からめちゃめちゃ近い南国アイランド?である。だが、こんな近い島にも関わらず多くの人が行ったことがないと思われる。というのもたいてい「南国に行きたい!」と思ったら、まず先に沖縄が頭に浮かぶからだ…。まあこれは仕方ないが、できれば今回の記事をご覧頂き少しでも八丈島に興味を持ってもらえれば幸いだ。 さて、いったいなぜ筆者がこの八丈島に訪れたのか、まずはその理由を述べたい。まず第一に1泊2日で行ける「海がきれいな島」を探していたこと。第二にホテルや旅館などある程度、宿泊施設が充実している島であること。第三に交通費がそこまで高くないこと(東京都心から)。 この3つの条件で旅先を探していたら、それが八丈
この春から、週に2回ほど電車に乗って出かける先ができて、そういう境遇になってみると、あらためて気づかされることがいくつかある。 私はこの20年ほど、定期的に通う先を持っていなかった。 だから、混んだ電車に乗ること自体、かなり久しぶりの経験だったのだが、驚いているのは、夕方の通勤車両の中の乗客が、誰も彼も、かつてよりひどくギスギスして見えることだ。スマホや携帯電話を操作している者が約半数。残りは、中空を睨んでいるか、でなければ、かたく目を閉じている。 なんだか暴動前夜みたいな雰囲気だ。 そんなふうに感じるのは、私が浮世離れしているせいなのだろうか。あるいは、私が若者だった頃の通勤客と比べて、21世紀の乗客はより巨大なストレスに晒されているということなのか? この点について話をすると、出勤族の答えはニベも無い。 「何時頃の何線に乗ってるんだ?」 「月曜と水曜の昼過ぎの地下鉄南北線。で、帰りは時
3年前の年の暮れ、ボリビアから帰国する前にしばらくのんびりしようとペルーのリマに立ち寄っていた。ある夜、現地で知り合ったアメリカ人男性とリマ旧市街のカフェ...3年前の年の暮れ、ボリビアから帰国する前にしばらくのんびりしようとペルーのリマに立ち寄っていた。ある夜、現地で知り合ったアメリカ人男性とリマ旧市街のカフェで飲んでいたら、店先の通りでペルー人男性二人が白人女性を無理やりタクシーに押し込もうとしているのを見かけた。その女性はテラス席で飲んでいたわたし達を見ると「助けて!」と英語で助けを求めて走り寄ってきたので、わたしは彼女を自分の後ろに庇いながら「何をしようとしてるの!?彼女嫌がってるじゃない、やめなさいよ」と男達に言うと、彼らは「ホテルの場所がわからないと言うから送っていこうとしているだけだ、邪魔するな!」とわたしに掴みかかってきた。わたしは胸倉を掴まれながらも店にいた他の客達に向か
セキュリティのカルチャーショック 「以上」と「イコール」の違い:“迷探偵”ハギーのテクノロジー裏話(1/2 ページ) 今回は、筆者が過去に経験したセキュリティにおけるカルチャーショックについて紹介してみたい。幾つかあるショッキングな内容の1つが、金融プログラムに対する考え方の違いである。 1987年の出来事でした 当時、都市銀行(都銀)と呼ばれていたほとんどの銀行は、あるシステムを競い合って開発していた。いわゆる「第三次オンライン」である。今の主要行で使われているプログラムの根幹は、この頃に作成されたものが多い。当時としてはビックプロジェクトであり、都銀で総開発工数が「万人月」を超えた最初のプロジェクトだったと記憶している(今では珍しくないが)。 そうした中、筆者は「知的野人を求む!」というキャッチフレーズに魅かれて、某都銀の中途採用の門を叩いた。25年前の出来事だ。完成するまでは馬車馬の
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