都心の真ん中にある、ビルや大学の跡地にテントを張って宿泊するイベントが、10月31日から3日までの予定で東京・神田で開かれている。約8千平方メートルの跡地には50個近いテントがずらり。参加した人は、都心ならではの騒がしさや、ビルに囲まれた夜景を楽しみながら眠りについた。 「アーバンキャンプ」と名付けられたイベントで、昨年に続いて2回目。遊休不動産を活用し、普段は訪れない地域の魅力や街づくりのあり方などに思いをはせてもらおうと、建築や都市計画に携わる編集者や大学関係者らが中心になって企画した。主催者の一人である大西正紀さんは「ビルの合間から上る朝日や夜に行く銭湯など、いつもと違う神田の風景を楽しんでもらえたら」と話した。期間中、計180人が宿泊するという。