サンマや秋サケなどが記録的な不漁となる中、東日本大震災で被災したこうした魚介類を扱う岩手・宮城の水産加工会社のうちおよそ9割が、生産量を減らしたり一部の商品の生産を取りやめたりするなどの影響が出ていることがNHKが行ったアンケートの結果でわかりました。 こうした中でNHKは今月、震災で被災した岩手・宮城の水産加工会社のうちサンマ・サケ・ホタテを主に扱う129社を対象に不漁の影響についてアンケートを行い、73社から回答を得ました。 それによりますと、このところの不漁について「影響が出ている」と答えた企業は全体の90.4%に上りました。 具体的な影響を複数回答で聞いたところ「生産量が減少した」が49%、「商品を値上げした」が34%、「一部の商品の生産を取りやめた」が24%、「売り上げが減少した」が21%などとなっています。 今後も不漁が続いた際の対応について聞いたところ「新商品を開発する」と答