東京都港区は、保育園の入園選考での人工知能(AI)の活用に向けて検討を始めた。各家庭の状況を点数化したデータに基づき、入園する施設を決める作業をAIに任せる。これまでの実験では、職員が約1週間かけていた作業を約4分間に短縮できたという。区は2019年度以降の選考から活用を目指す。 同区によると、区内には、認可保育園や小規模保育事業所などが約80か所あり、区は家庭の状況を考慮して入園先を決めている。親の労働時間や生活保護受給の有無などから保育の必要度を点数化。点数が高い世帯から優先して希望する園に振り分けている。 こうした作業は、区職員が1世帯ずつデータを確認しながら行っている。昨年度は、約2600人が申し込んだ1次募集、約2800人の2次募集とも約15人が区役所で缶詰め状態となって作業したが、それぞれ約1週間かかった。 内定や落選を知らせることができたのは、1次募集分がしめ切りから約1か月
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