大手回転ずしチェーン「くら寿司」店舗で、しょうゆ差しに直接口を付けて飲んだかのような動画を撮影、交流サイト(SNS)に投稿したとして威力業務妨害罪で起訴された吉野凌雅被告(21)が当時15歳の少女を誘拐したとして、営利誘拐の罪で追起訴されていたことが16日、名古屋地検への取材で分かった。追起訴は4月18日付。 少女に「名古屋なら援助交際で稼げば生活できる」などと言い、昨年12月11日に東京都内へ呼び出し、同12日ごろに名古屋市まで連れて行き、今年3月8日までの間、愛知や福岡、広島各県のホテルに宿泊させ、自己の支配下に置いたとしている。 吉野被告は3月8日、2月に名古屋市中区のくら寿司店舗で動画撮影をしてSNSに投稿し、運営会社の業務に支障を生じさせたとして逮捕され、その後起訴された。