戦争映画のハードルがまた一つ上がった。低予算で技術的に特に新しい事はしていないはず(しかも16mmフィルム撮影)だが、今後の戦争アクションの基準(パクリ元)となるに違いない。先ず開始90分間、箸休めもそこそこに持続するテンションが凄まじい。有名俳優演じる爆弾処理班リーダーが爆死する様を執拗に追いかける冒頭、後任となる主人公ジェレミー・レナー(最高!)の向こう見ずな仕事っぷり(ちなみに海外版ポスターの『爆弾に囲まれるレナー』という絶望的イメージはまだ前半でしかない)、有名俳優が即死する狙撃戦…いずれもとことん研ぎ澄まされたアクション描写。キャスリン・ビグロー演出は「ポール・グリーングラス以降」のものであるが、ひょっとすると彼を超えてしまったかもしれない。どんな文脈だったかは記憶に無い(読み直す気もない)が原田眞人が貶していたラスト40分も評価したい。確かに「戦争中毒」(War is a dr
→(関連)2006年極私的ベスト&ワースト
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