今、山本周五郎全集をKindleで読んでいます。 読み放題なので無料で読めます。 その中に興味深い記述を見つけたのでそれをシェアしようと思います。 時は江戸、三沢伊兵衛という武士がいた。 ある藩の高官の嫡男として生まれたが、小さい頃から身体が弱く、意思も薄弱。 そこで、徹底的に武道を叩き込まれた。 その結果、成長した頃には剣道では並ぶものがいないほど強くなった。 道場の師範も一瞬で叩きのめしてしまう。 しかし、剣は強い一方で、弱気な性格はそのままで、とにかく争いごとが大嫌い。 ある日、彼が散歩していると、5人の侍が一人の若侍を取り囲んで、切ろうとている。 彼は飛び出していって、意味のない刃傷(じんしょう)沙汰を防ごうとする。 「お侍さんたち、1人に多数はいけません。やめましょうよ」と場をなだめようとする。 取り囲んでいた侍たちは、邪魔をされたと当初の標的を伊兵衛に変更。 刀を抜いて次から次
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