脱炭素社会に向け温室効果ガスの排出を減らすため、風力を使う「帆」を搭載した日本の輸送船がオーストラリアに到着し、歓迎式典が行われました。 オーストラリア東部の港湾都市ニューカッスルの港に24日朝到着したのは、日本の海運大手商船三井が建造した、石炭輸送船です。 到着を祝う式典には両国の関係企業などからおよそ100人が集まりました。 初めての本格運航で船には、幅15メートル、高さ最大53メートルの繊維強化プラスチック製の帆が搭載され、風の向きや強さに合わせて高さや角度を自動で調整することで、風を効率的に推進力に変えます。