JR西日本の看板列車として25年以上、人気を集めた寝台特急「トワイライトエクスプレス」。最終便は12日に発車する。大阪―札幌間片道22時間の長旅は、大勢のスタッフが支えてきた。鉄道ファンだけでなく、彼らもまた引退を惜しんでいる。 車掌歴17年 福田さん トワイライトの車掌は、通常の黒色とは違う緑色の制服を身にまとう。大阪から青森まで乗り、札幌へ向かう列車を見送った後に仮眠。札幌から折り返した列車で大阪まで戻る。大阪車掌区の福田博好さん(55)は17年間、月に2回この乗務を続けてきた。 初乗務は1998年。「すごい列車に乗れるという緊張感があった」。実はその数年前、自分の新婚旅行で札幌発トワイライトのB個室に乗った。最上級「スイート」の乗客が降りた後に車掌が部屋を見せてくれ、豪華な雰囲気や至れり尽くせりの設備に驚いた。改めて自分が乗務すると、スイートの乗客の振る舞いや言葉遣いには上品さがあっ
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