茶を楽しむ会合を示す言葉「大茶会」を緑茶ドリンク最大手の伊藤園が商標登録していたことが23日、県茶業会議所の理事会で報告された。県内では各地で茶会イベントが開かれているため、茶業関係者の間で問題視する動きが広がっている。 商標公報によると、伊藤園は「茶・茶飲料」のほか「飲食物の提供」などの区分で申請し、2月3日に登録された。製品名やイベント名などに「大茶会」を登録者の許可なく使用できなくなり、茶業関係者は「メーカーが柔軟な姿勢で使用を許可しなければ消費拡大の足かせになる」と懸念する。 伊藤園の広報担当者によると、2014年からスーパーなどで「大茶会」として銘打った販促活動をしていて、将来的に商品で使用する可能性も視野に入れて登録したという。