ロシア・モスクワのクレムリンで安倍晋三首相(右)を迎えるウラジーミル・プーチン大統領(左、2018年5月26日撮影)。(c)AFP PHOTO / POOL / GRIGORY DUKOR〔AFPBB News〕 番狂わせの途中下車などがなければ、これからさらに彼の6年間の治世をロシアは迎える。それがどのような時代になるのか――。様々な予測がなされてきた。 その大方を集約すれば、「政治・外交で大きな変化は期待できまい、ならばそれがあるとすれば経済・民生分野であろう、そこでどれだけ踏み込んだ政策に向かうのか、すべてはそれ次第」といったところだろうか。 経済となれば基本的に責任を負うのは政府だから、首相や経済関連の諸大臣に誰がなるのか、が注目されてきたわけである。 新味のない閣僚人事 しかし、公表されたロシア政府の新たな陣容は、首相のドミートリー・メドヴェージェフを始めとする重要閣僚の続投が多