同性カップルのウエディングケーキ作りを拒否したことをめぐる訴訟で、今年6月に米連邦最高裁で逆転勝訴したジャック・フィリップスさん(コロラド州在住)が、今度は性別移行を祝うケーキ作りを拒否したことをめぐり、再び法廷に立つことになった。 最高裁は6月、7対2でフィリップスさん側を擁護する判決を下した。判決は、コロラド州公民権委員会が、キリスト教徒であるフィリップスさんが持つ宗教的信条を不当に扱ったというもので、同性愛者のケーキ作りを拒否したことを「差別」とした同州の判断を破棄した。 しかしこの判決が出てから数週間後、今度は性別移行を祝うケーキ作りを拒否したことをめぐり、同州はフィリップスさんが差別を禁止する州法に違反したとした。そのため、キリスト教保守派の法律家らによる非営利団体「自由防衛同盟」(ADF)は14日、フィリップスさんの代理人として、同州の公民権委員らのほかに、シンシア・コフマン司