剣道強豪校の帝京第五高(愛媛県大洲市)を運営する学校法人は18日、剣道部の二宮明夫総監督(61)が自分の誕生日に合わせて部員から現金を受け取っていたとして、総監督を解雇したと正式に発表した。16日付。「受け取った金額が社会的儀礼の範囲を超えており、教育上ゆゆしき問題だ」とし、教員の適格性に欠けると判断した。 法人によると、剣道部のキャプテンが部員全員から集めた14万5千円を受領していた。少なくとも2009~14年度はこうした集金が習慣化し、強制性があったと認定した。現役部員の保護者会など剣道部を支援する諸団体の不明瞭な会計処理も判明。今後、適正化を図る。