■ 下ネタから、青臭いメディア論まで 10月30日、千代田区紀尾井町の文藝春秋本社で開かれたメディア勉強会。その会場には、出版、新聞、ネット企業各社から、数多くのメディア関係者が詰めかけていた。 【詳細画像または表】 皆のお目当ては、田端信太郎の講演である。 フリーペーパー『R25』の創刊者にして、旧ライブドアのメディア事業責任者。その後、『VOGUE』『GQ JAPAN』『WIRED』のデジタル事業担当を経て、現在、NHN Japanで「LINE(ライン)」を手掛ける男――それが田端である。 日本のメディア業界の中で、彼ほどバラエティに富んだキャリアを積んできた人間はまずいないだろう。 あるときは広告ビジネスの最前線を語り、あるときはLINEのサービスを語り、あるときは下ネタを語り、またあるときは青臭いメディア論を語るこの男はいったい何者なのか? 田端という人間を読み解く