「三洋電機」のヒット商品と、それを生み出してきた開発者や企画者たち、そして三洋電機というブランドの“履歴書”を、まとめていく連載の「電話」編の第3回。コードレス電話機で成功を収めた三洋電機は、PHS電話機、携帯電話機事業にも参入。その成長と売却までの道のりとは。 北米での実績を元にPHS、携帯電話へ参入 携帯電話機(アルク)の三洋電話第1号機「PTL-A800」は1994年に発売。7万9800円。アナログTACS方式。イヤホンマイクで携帯電話の「テブラ」化が可能なモデル 三洋電機のコードレス電話機の成功は、その後のPHS電話機、携帯電話機へとつながっている。 これも、コードレス電話同様、海外での実績をもとに国内展開したものである。 携帯電話機事業のスタートは、1984年の自動車電話機の開発からだった。鳥取三洋電機で北米向けに開発を進め、商品化を直前としていたところで日本製自動車電話機のダン
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