少し古い話になるが、毎日新聞が元旦の紙面で「ネット君臨」という年間企画連載をスタートさせた。この連載をめぐって、ネットの世界からは激しい批判が巻き起こったのは記憶に新しい。 私もこの連載を通して読んでさまざまな感想を抱いたが、その感想についてはとりあえず別の機会に書いてみたいと思う。ここでは、「ネット君臨」がもたらした「取材」という行為の正当性と可視化についての問題について、少し考えてみたい。「ネット君臨」における取材行為は、その問題を考えるための格好のケーススタディになっているように思われたからだ。そこで記録として、若干の取材結果も踏まえてこのブログにその経緯を記しておこうと思う。なお最初に記しておくが、この経緯はあくまでもがんだるふ氏の側から見た一連の経緯であって、毎日新聞サイドには現時点では私は取材していない。したがってエントリーの内容が、かなりがんだるふ氏に拠っていることをお許しい
BitTorrent開発者で共同設立者であるBram Cohenへのインタビュー。おそらく、TorrentFreakからのメールによるインタビューなのだろうけれど、非常に興味深い内容となっている。BitTorrent Video Store、μTorrentの買収、暗号化とISPによる帯域制御、MPAAとの交渉、BitTorrentプロトコルのストリーミングでの利用など多岐にわたった質問に回答しているよというお話。 原典:TorrentFreak 原題:Interview with Bram Cohen, the inventor of BitTorrent 著者:Ernesto 日付:January 17, 2007 URL:http://torrentfreak.com/interview-with-bram-cohen-the-inventor-of-bittorrent/ 我々は、
2xup.orgのCSS でよく使う装飾定義をコンポーネントとしてまとめるという記事を読んだのですが、挙げられているHTMLの例を見てみて、「いやいやその方向性は無しでしょう」と思ったのでした。何故かといえば、 リストをインラインで表示するために <ul class="inline"> ナビゲーションリストをタブのように表示するために <ul class="tab"> という書き方をしていたので。それはつまり「文字を赤くしたいので <span class="red">文字</span>」というのと同じなのでは。 ADP: class=red スタイルシートの基本 -- ごく簡単なHTMLの説明 (「クラス名の考え方」参照) 記事では、 見た目を意識しすぎてしまっているのが気になるので class の名前を変更したり、 とも書かれているのですが、単にclass名を変更するだけでは状況は大差な
2007-01-27T20:51:03+09:00 CSS でよく使う装飾定義をコンポーネントとしてまとめるの続き 前回の記事で、コンポーネントする方法としてひとつの class に集約するという方法をとっていましたが、それではそもそも見た目重視のマークアップになってしまい HTML の構造化と、CSS で見た目制御するということについて本来の目的と離れた方向性であるというご指摘をいただき、考えを改めてみました。 単にclass名を変更するだけでは状況は大差ないような気がします。問題は、「よく使うスタイル定義の組み合わせ」をコンポーネントとしてまとめるのはいいとしても、それを或る一つのclass名に集約することなのではないかと思います。 HTMLのclass属性はスタイルシートのセレクタとしても利用されますが、より汎用的には、要素を分類するためにあるものだと考えます。なので、class名を
デジタルアーカイブについてのシンポジウムについてのお話。Long Now財団というオンラインアートの保存を進める団体が、面白いことを言っているようだ。ポルノをデジタルの先駆者と考え、さらにはその保存の必要性を訴えたり、P2Pファイル共有はアーカイブのための重要なツールであると考えていたり。 なんとも目から鱗な発言が多いなぁ。 原典:Cnet New.com 原題:Digital archivists look to porn, Flash for tips 著者:Stefanie Olsen 日付:January 18, 2007 URL:http://news.com.com/2100-1025_3-6151389.html 奇妙なことに、大部分の博物館館長らが芸術と考えないような表現を、芸術だと考えている1人の保存主義者がいる。それは、オンラインポルノ。 「私は、20世紀後半からの豊か
「将棋世界」のバックナンバーを引っ張り出していくつも名局を並べてみても、やっぱり金子金五郎の解説を読みながら並べたくなってしまう。金五郎中毒もかなりのところまで来ているが仕方ない。買い集めた古本五冊分を、もう飽きるまで並べ続けようと決心した。なぜこんなに金子金五郎に魅了され、はまってしまうのか、他の観戦記と比べて考えてみた。 (1) 序盤から中盤の一手一手をじつに丁寧に解説している 序盤から中盤にかけての地味な一手一手において、棋士が何を考えているのかが、きわめて論理的に書かれる。「これは定跡だからね」ですまさず、一手一手の意味が、その一局の将棋の文脈の中で明確に描かれる。 (2) アマチュア初段以下の棋力の者の頭に浮かぶ疑問がかなりの確率で掬い上げられている 潜在的変化の解説は、やりだせばキリがない。しかし金子解説の場合、変化の枝葉の切り取り方が、そんなには将棋が強くない想定読者の心のつ
25日に書いたActiveX漬けの韓国,Vistaに参ったはスラッシュドットジャパンの韓国ではVistaの登場で多くのサイトが使えなくなる?でも取り上げていただいた。ブログでは省略してしまったが,元ニュースを私はSlashdotのKoreans Advised to "Avoid Vista" for Now経由で知った。今回のソースもSlashdotのWhy South Korea Is Shackled To Windows経由でたどりついたことをお断りしておく。 さて,韓国がなぜActiveX漬けになったかはGen Kanai weblog: the cost of monocultureによれば韓国政府が1998年に128ビット暗号化のためにActiveXを使い始めたのに端を発する(1999年1月には128ビットSSLがIETFで標準化される)。韓国はこの独自仕様を民間にも強要した
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
Today we are proud to announce a new release of Lingr that includes the new Lingr API. The Lingr API is a simple, HTTP-based REST protocol that enables anyone to interact with, extend, and mashup Lingr in whatever wacky way they want. You could use the Lingr API to write an application to monitor activity in chatrooms and notify you when your friends are chatting (whoops, we already did that),
URI は綺麗であるべき、と常々思っているんですが、よいページを発見しました。 Michael Eakes のこのエントリです。 Tanya Rabourn がリストアップしている文献一覧からエッセンスをまとめてくれています。 曰く、よく設計された URI とは 変らない(don't change) 人間が推測可能(are human guessable) 論理的(ファイルシステムを反映する必用がない) (are logical (no need to mirror a filesystem)) サイト構造をビジュアライズするのに役立つ(help visualize the site structure) 短い(are short) 小文字を使う(use lowercase) 予期されない記号を使わない(don't use unexpected punctuation) 問合せパラメータな
2006-11-24 第9回XML開発者の日 YAMAMOTO Yohei http://yohei-y.blogspot.com 山本陽平 ソフトウェアエンジニア XML guy Restafarian yoheiy at gmail.com REST はアーキテクチャスタイル Web システムの設計の指針にできる 特に HTTP と URI を正しく使うのが重要 可用性と相互運用性 設計の参考として Web システムの理解促進に ボキャブラリの共有として 「それステートレス?」 「統一インターフェース使おうよ」 Web を使ったシステム Web アプリケーション(UI) Web サービス 両者を分ける意味はあまりない むしろ分けずに済ますほうがよい microformats 人にもプログラムにもやさいしい XHTML "ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」"より ユーザインタ
クールなURIとは? クールなURIとは変わらないもののこと。 どんなURIが変わってしまう? URIは変わらない:人がそれを変更するのだ。 理屈の上では、人々がURIを変更するべき(もしくはドキュメントのメンテナンスをやめてしまう)理由は全くありません。しかし、現実には山ほど理由があります。 理論上では、ドメイン名空間の所有者はその空間を所有しており、したがってその中に含まれるURIも所有権を持ちます。ドメイン維持料が支払えない場合を除いて、その名前を保有し続けることを妨げるものはありません。そして理論上は、あなたのドメイン名のもとにあるURIは、完全にあなたの管理下にあり、望む限りそれを安定的に保つことができるのです。 ウェブからあるドキュメントが消えてしまう唯一の納得できる理由は、そのドメイン名を保持していた会社が廃業してしまうか、サーバーを維持できなくなったという場合ぐらいでしょう
クールなURIは変わらないとはよく言われますが、この文章、そしてその題名の意味するところは、最も重要なのは変わらないことであるということだと思うのです。つまり言い換えれば、「変わらないURIこそがクールである」ということであり。 クールなURIは変わらないの後半部分ではURIの設計について述べられていますが、これはあくまで、これから作るウェブページやシステムについて、どんなURIにするかをあらかじめ考えるための指針であり、目的のための手段だと思うのです。目的はやはり「URIを変えないため」であって、これこそがクールであるために欠かせないものです。 クールなURIは変わらないを読んで、「そんなこと言われても、もう".html"とか"/cgi-bin/"が入ったURIでサイトを作ってしまったのにどうしたらいいのか」と嘆く人もいるかもしれません。しかし解決法は簡単で、ただURIを変えなければよい
This entry is a Japanese transration of Pete Lacey's "The S stands for Simple". Burton グループのアプリケーションプラットフォームサービスグループでは、 REST派とSOAP派の間でずっと継続中の議論がある。 その大部分は外部での議論によく似ている。 最近のやりとりの一つ、 SOAP と Web サービスフレームワークの複雑さの議論で、 SOAP 側は「WS-* の前は、SOAP は実際にシンプルだった。S はシンプルの略だ」といった。 さあ歴史を学ぼう。 2000年、悩める開発者が問題をかかえている。 開発者: うちの上司が先週末ゴルフをやってきて、 いわゆる SOAP なエンタープライズをやる必用があるんです。 でも私は SOAP が何なのか知りません。 教えてもください、 SOAP の人。 SOAP
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