鉄道工事関係者が語る――新幹線復旧のネックは仙台車両基地の被害【震災関連速報】(1) - 11/03/22 | 10:50 東日本大震災は、被災地の鉄道インフラに広範囲で深刻な打撃を与えた。JR東日本は3月22日、震災直後から運転を見合わせていた東北新幹線について、盛岡駅から新青森駅の区間で運転を再開したが、依然として盛岡〜那須塩原駅の区間は再開の見通しが立たないままだ。福島、宮城両県を縦断する不通区間の運転再開はいつになるのだろうか。 JR東日本によると、架線断線、電柱など1100カ所が折損。仙台駅の天井板がホームに落下した映像などを見ると、東北新幹線は被災地の在来線と同じように、全通にはかなりの時間がかかると想像される。 7年前に起きた新潟県中越地震のときには、上越新幹線が脱線したり、トンネル路盤が隆起するなど開業以来の大きな被害を受けた。当時は全面復旧まで約2カ月間かかった。今回