佛日寺(ぶつにちじ、佛日禅寺)は、大阪府池田市畑に所在する黄檗宗の仏教寺院。山号は摩耶山。摂北三十三ヶ所観音霊場27番札所。境内には『信長公記』の著者太田牛一の墓所がある。 歴史[編集] 麻田藩主の菩提寺で、第2代藩主の青木重兼(端山)が開基した。『端山紀年録』によれば、寛永7年(1630年)に麻田村東方の天王山山麓に前身となる松隣寺が建立された。承応3年(1654年)現在の我孫子に移転して仏殿、禅堂、方丈、山門、鐘楼等が建立された。万治2年(1659年)黄檗宗開祖の隠元隆琦を招来して開山、摩耶山佛日寺に寺号を改名した[1]。当初は本堂の他に29宇を存する大伽藍の巨刹で、左右対称を特徴とする明朝様式の黄檗寺院としては、本山萬福寺より先に創建されたことになる。萬福寺造営奉行の拝命を受けた青木重兼が領内に黄檗寺院の建立を試みたためである。寛文元年(1661年)隠元の弟子である慧林性機(萬福寺3