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バイオディーゼル 古いメルセデス・ベンツのディーゼル車でバイオディーゼルに対応させた車両 バイオディーゼルが通常の軽油よりも安く設定されている例 バイオディーゼルとは、生物由来油から作られるディーゼルエンジン用燃料の総称で、バイオマスエネルギーの一つである。諸外国においてバイオディーゼルとして規格化がなされているのは脂肪酸メチルエステル(Fatty acid methyl ester、以下「FAME」)のみであるが、厳密に化学的な定義はない。原料となる油脂からグリセリンをエステル交換により取り除き粘度を下げる等の化学処理や改質処理を施し、ディーゼルエンジンに使用できるようにしている。Bio Diesel Fuelの頭文字をとってBDFと略されることもある[1](BDFは登録商標)。 ディーゼルエンジンは、元々は落花生油を燃料とし、圧縮熱で燃料に点火するエンジンとして19世紀末に発明されたも
フォトジャーナリスト山田周生さん(51)が19日、使用済み食用油を精製したバイオディーゼル燃料(BDF)で動く自動車での日本一周の旅を始めた。燃料は現地調達でまかなうという(北海道日報)。 山田さんは世界各地を写真撮影しながらバイク、乗用車で回り続けており、ダカール・ラリーの取材などでも活躍しているとのこと。BDFについては「ガソリンなどの化石燃料と異なり環境に優しいと言っても、性能は大丈夫なのか」と疑問を抱き、四輪駆動車に積み込める廃食用油精製装置を考案して自身でその性能を実証しようとしたそうだ。これを使って2008年には米国や欧州、ロシアなど17か国、約48,000kmを廃食用油を集めながら走破したとのこと。 使用済みの廃油を使った冒険と言えば、元F1ドライバーの片山右京氏が、パリダカールラリーに使用済みてんぷら油再生のバイオディーゼル燃料を使用して参戦していることが有名(片山右京オフ
大町市は市内の小中学校、保育所、病院から出る廃食油を精製し、バイオディーゼル燃料(バイオ軽油)としてごみ収集車の燃料に使う。廃食油の回収と精製は、3年の実績を持つ同市の「NPO法人地域づくり工房」に委託する。 市生活環境課によると、市内の給食施設から出る廃食油は年間約9900リットル。そのうち市立大町総合病院分の650リットルは、すでに同NPOが処理している。回収、精製してできた燃料は、市がごみ収集を委託している業者が1リットル120円で買い取り、市の所有車両4台に使う。 各家庭から出る廃食油も、同市社の環境プラントで持ち込みを受け付け、燃料化する計画だ。 同NPOは05年暮れから、環境省の循環型社会形成実証実験としてバイオ燃料づくりに取り組んできた。県の指導で、再生利用産業廃棄物処分業者としての登録を申請中で、今年度中に許可が出る見込みだという。(山田新)
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