印刷 「じゃんがら念仏踊り」を披露する福島県いわき市の上高久青年会のメンバーら=3日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇 那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で3日、「青年ふるさとエイサー祭り」が始まり、特別参加した福島県いわき市の青年会が、エイサーの起源とされる「じゃんがら念仏踊り」を踊った。同市は東日本大震災で津波の被害を受けた。復興に取り組む若者を祭りを通して励まそうと、実行委が参加を呼び掛けた。 エイサーは沖縄の旧盆に踊る伝統芸能。現在のいわき市出身の僧が17世紀に沖縄に渡り、「じゃんがら」を伝えたのが起源とされる。 いわき市の上高久(かみたかく)青年会長の鈴木雄一さん(30)は演舞前、「震災後から大変だが、頑張っている姿を見せたい」と場内の観客にあいさつ。太鼓や鐘を手に、鈴木さんら14人が厳かで力強い踊りを披露すると、大きな拍手がわいた。祭りは4日までで、同日も「じゃんがら」