桂冠指揮者とは、楽団が任ずる名誉称号で、ある楽団に対して、永年に渡って指揮者を務めたとか、 歴史に残る演奏会を行った等、特に際立った業績を残した人などに、贈られます。 例えば、小澤征爾氏は、新日本フィルハーモニー交響楽団桂冠名誉指揮者ですし、 岩城宏之氏は、メルボルン交響楽団終身桂冠指揮者です。 基本的に楽団が独自の判断で贈る称号ですので、特に明確な基準があるわけではありません。 ちょっとニュアンスは違いますが、大学の名誉教授を想像されると、大体のイメージは掴めるかも知れません、 ちなみに桂冠とは、月桂樹で作られた冠のことで、古代より勝利と栄光のシンボルとされているものですね。