英国北西部のマンチェスターで撮影されたDNAの検査キット(2014年3月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/PAUL ELLIS 【8月16日 AFP】世界トップクラスの陸上選手の約3分の1が、禁止されている成績向上手段を使った経験があると認めている。――そう結論づけた報告書が4年前に作成されていたものの、国際陸上競技連盟(IAAF)が発表を差し止めていたことが明らかになった。 報告書を作成したドイツのテュービンゲン大学(University of Tuebingen)のチームは、英紙サンデータイムズ(Sunday Times)で声明を発表し、「IAAFは適切な理由もなく、ここまで発表を遅らせてきた。これは出版の自由に対する深刻な侵害だ」とコメントしている。 調査チームは、2011年の第13回世界陸上大邱大会(13th IAAF World Championships in Athlet