ケニア・ナイロビ国立公園で焼却処分される象牙およびその製品とサイの角(2016年4月30日撮影)。(c)AFP/FREDRIK LERNERYD 【4月18日 AFP】世界自然保護基金(WWF)は17日、絶滅危惧種を含む生物種の密猟や密漁、違法な伐採が、手厚い保護下にある世界の自然遺産の半数近くで行われているとする報告書を発表した。 オーストラリアのグレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)やコンゴのビルンガ国立公園(Virunga National Park)、ガラパゴス諸島(Galapagos Islands)など、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界自然遺産(World Heritage)では、希少な生物種の個体群が多数生息している。 しかしWWFの報告によると、全世界に200以上あるこれら自然遺産の45%では、ワシントン条約(CITES)で指定され