好きなものは空と緑とS2000とガンダムとラジコン・ミニ四駆、Perfume(かしゆか)。ときどき子育てとキャンプ。 中島聡さんの「おもてなしの経営学」の一部を読んで愕然としました。余りに事実認識が異なるので、謹んでここに一言いわせていただきます。 問題の箇所はp.234の『ソニーがiPodを作れなかった理由は「中間層」の不在?』です。 中島:僕はソニーをみていてものすごくイライラしていたんです。 そうでしょう、私もソニーで働いていてものすごくイライラしていました。ですからその苛立ちはよくわかります。 出井さんには2002年頃に何度かお会いしたことがあります。出井さんは、とにかくネットワークでつながったデバイスで何かをしなければいけないと危機意識を感じていたけど結局、エンジニアの人が動かなかった。 おそらくはもっと別のことを伝えたかったのだと思いますが、その手段としてソニーのエンジニアを軽
中嶋さんだってNetDocsが換骨奪胎させられて悔しい思いをしたことがある訳で,そういう大企業の難しさは分かるんじゃないかなあ。iPodに対してOpenMGへの拘泥こそ敗因というのはSONYでは通説のようだし,使い勝手のいい同期ソフトを最後まで開発できなかったことは確かに大きな失点だったが,問題はもっと根深いのではないか。 エンジニアはユーザー・インターフェース、ユーザー・エクスペリエンスを向上させるためにこのOpenMGは最悪だと分かっていながらも、それをソニーという企業ではやらざるを得なかった。もしこれをやらなくていい、やるべきではないという決断をできるのは社長や会長であって、エンジニアではないです。 結局のところMPManで先行した韓国にしても、少し遅れて追いかけた日本にしてもMP3プレーヤの本質を見誤っていた。どのMP3ブレーヤも磁気テーブや光ディスクをフラッシュメモリに置き換えた
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