午前中のメタプログラミング話とLTを除いてはほぼJavaScriptの話だという、時代を象徴するようなLLイベントであった。 面白かったのが、nodeがjsである理由のひとつに「I/Oについての標準的ライブラリがなかったから」というのが挙げられていたこと。スタンダードがないため、イベント駆動&ノンブロッキングを前提とするI/Oインタフェースを一から構築することができたのだという。たしかにJSはそう意味で特殊な言語だ。汎用性のある言語でI/Oライブラリが標準で付いてない言語なんてそうそうない。機能がまるごと欠けているゆえに、その空白地帯が新しいパラダイムの土壌となるというのはおもしろい(進化論にもそんな話があったような)。 CoffeeScriptというのも、JavaScriptの特異性を象徴するプロダクトだ。 ある言語のいけてない場所を直したいとき、処理系ごと作り直すというのはやりすぎだ。