2014年10月7日~11日、幕張メッセで最先端の技術を集めた展示会『CEATEC JAPAN 2014』が開催。ロボット技術の進歩から、出展されたロボットには人間に似せたリアルなものが多く見られた。 その中で、ある意味時代に逆行したともいえる、コミカルな動きとシルエットで注目を集めたロボットがある。ユカイ工学が作った『BOCCO』(2015年3月発売予定/価格は2万円前後とのこと)だ。 なぜ今、リアル志向の流れがあるロボット業界においてブリキ人形のようなある種レトロな風貌をした『BOCCO』を開発したのか。 その理由をユカイ工学代表の青木俊介氏、エンジニアの伊藤伸朗氏、プロダクトデザイナーの巽孝介氏に聞いたところ、その小さなボディには、青木氏をして「僕らはこの業界のAppleになるかもしれない」と言わしめた自信の理由がパンパンに詰まっていた。 デジタルな電気信号でアナログな「雰囲気」を伝