飲食店のランキングサイト「食べログ」でやらせ業者による順位操作が判明した問題で、消費者庁は9日、口コミ代行業者が事実と異なる書き込みをするのは景品表示法に抵触するとしたガイドラインを公表した。今後、関係業者に周知する。 消費者庁の福嶋浩彦長官は同日の会見で「(ガイドラインを基に)業界が自主的に改善してほしい」と話した。 ガイドラインは、好意的な評価が少ない店が業者に依頼して虚偽の書き込みで順位を変動させるのは消費者に誤認を与え、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとしている。店主が自分で書き込むことも違反になる。 食べログの運営会社のカカクコムは3月、不正な投稿を防止するため投稿者の携帯電話を認証するシステムを導入。広報担当者は「利用者に信頼されるサイト運営に努める」としている。