京都市バスの開業90周年を記念し、市交通局が発売した市バスのミニカー(税込み1000円)が、インターネットのオークションサイトなどに定価の2~5倍で出品されていることがわかった。転売目的で購入されたとみられ、市交通局は「想定外で残念だ」と困惑している。 ミニカーはタカラトミーの人気商品「トミカ」。実車の141分の1の大きさで、デザインや色を忠実に再現した。24日から市営地下鉄主要駅の定期券発売所など10か所で計5100個を販売し、即日完売したという。 しかし、翌日にはオークションサイトやフリマアプリで出品されているのが確認され、26日現在で、少なくとも数十個が1個2000~5000円台で売り出されている。 市交通局は9月に岡崎公園(左京区)で開くイベントでも、900個の販売を予定。担当者は「営利目的に購入されるのは本意ではないが、防止策を取るのは難しい」としている。